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全力疾走で運んでいるのは…カディスGKの機転の利いた行動にファンも拍手

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カディスGKヘレミアス・レデスマ

 10日に開催されたラ・リーガ第5節カディスバルセロナの試合中にアクシデントが発生。すぐさま、アクシデントに対応しようとしたのがカディスのGKヘレミアス・レデスマだった。

 前半10分にMFフレンキー・デ・ヨング、後半20分にFWロベルト・レバンドフスキがネットを揺らし、バルセロナが2点をリードして迎えた後半37分だった。スタンドのサポーターが心臓発作を起こし、試合が一時中断となった。

 カディスの公式HPによると、医療班がAED(自動体外式除細動器)とモニターを持ってスタンドに行き、蘇生作業を開始。そして、対戦相手のバルセロナが、万が一に備えて2台目のAEDを提供したようだ。

 これを自ら運んだのがレデスマだった。カディスGKはAEDを抱えると、ピッチを全力で駆け抜けてスタンドに届け、その後は心配そうにスタンドを見守っていた。数分後には蘇生は成功し、ファンは病院に搬送されて入院しているという。

 なお、試合は約50分後に再開され、2点を追加したバルセロナが4-0の完封勝利を収めている。


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