beacon

U-18フランス代表、優勝決定戦で4選手が退場…試合打ち切りでタイトル逸

このエントリーをはてなブックマークに追加

4人にレッドカード

 フランス・リモージュで21日から25日にかけて、U-18代表の国際大会が開催された。出場したのはフランス、エストニア、スコットランド、ポーランドの4か国。優勝を狙うU-18フランス代表は、大会最終日にU-18ポーランド代表と対戦。引き分け以上で優勝という優位な状況だったが、思わぬ決着が待ち受けていた。

 2-2の同点で折り返した後半10分、フランスはFWイリエス・フスニが退場処分となる。6分後にも退場者が生まれると、後半25分に失点して1点ビハインドの状況に。

 優勝のためには得点が必要となったフランスだが、失点直後に3人目の退場者が出てしまう。8人になると、フラストレーションが溜まっていたのか、後半30分にFWダーネル・バイルが相手選手に激しいタックルをし、そのまま頭突きをお見舞い。4枚目のレッドカードが提示された。

 ピッチ上の選手が7人となったフランス。競技規則では一方のチームが7人未満となった場合、試合は中止されることとなっているため、競技規則上は試合の続行が可能であった。しかし、安全性を考慮してか、主審はこの時点で中止と判断。フランスの敗戦扱いとなり、逆転でポーランドが優勝の座を掴んだ。

 試合後、フランスを指揮したベルナール・ディオメドは「代表チームに戻ることのできない選手がいるかもしれない」と語り、今回の”愚行”に関して厳しい対応を取ることを示唆した。

TOP