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催涙ガスの悲劇再びか…南米リーグでパニック発生、「ESPN」は死者の報道も

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南米リーグで催涙ガスによるパニックが発生

 6日、アルゼンチン1部リーグのヒムナシア対ボカ・ジュニアーズの試合が中止となった。警察がスタジアム外で発生した暴動を抑えようと催涙ガスを使用したために、ガスがスタジアム内に充満し、パニックが発生。アルゼンチン紙『ESPN』は、死者も出たと伝えている。

 アルゼンチン紙『diariohoy』によると、事件は試合開始10分足らずで発生。ヒムナシアの一部サポーターがスタジアムに入れないことで暴動を起こした。警察が出動し、ゴム弾や催涙ガスを使用したという。このガスがスタジアム内に入り、パニックが起きた。試合は中断し、延期が決定した。

 アルゼンチン紙『ESPN』では、ブエノスアイレスのセルジオ・ベルニ治安相の一報を伝えている。57歳の男性がスタジアムから出ようとした際に心臓発作を起こし、病院に向かう途中で死亡したという。

 テレビ局『TycSports』の情報では、サポーターの暴動の理由は、スタジアムチケットの販売過多による混乱によるものだという。試合開始30分前には、スタジアムは満員状態だった。チケット所有者が無理やり入場しようとしたため、警察が出動した。3人が警察と衝突し、重体となったという情報もある。

 両チームの選手たちは避難。ボカ・ジュニアーズのキャプテンであるマルコス・ロホは、ファンがスタンドからピッチに入るところを助けていたという。

 今月1日にはインドネシアリーグでも同様の悲劇が発生。警察官が暴動を鎮圧するために催涙ガスを発射。パニックに陥った観客125名が死亡していた。

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