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室屋成、W杯に向けた “最後のアピールの場”で選外も「ポジティブな部分を見ます」

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ハノーファーDF室屋成

 ブンデスリーガ2部のハノーファーに所属するDF室屋成は、今冬のカタール・ワールドカップ(W杯)のメンバーに選ばれる可能性は低いと考えるようだ。ドイツ『キッカー』や『ビルト』など複数メディアがコメントを紹介した。

 2020年夏にFC東京からハノーファーに渡った室屋は、同クラブでこれまで公式戦74試合に出場。今夏に就任したシュテファン・ライトル監督の下で用いられるようになった3バックフォーメーションでは、右ウィングバックで起用されることに。そしてドイツでの初ゴール含む3得点1アシストを記録するなど、攻撃力を発揮。好調を続けている。

 一方で日本代表では、16キャップを記録しているもののここ1年は選外に。自身のW杯出場の可能性について聞かれた28歳DFは、「代表監督とはそれについては話していませんね」と認めると、日本代表の9月のドイツ遠征に触れながら続けている。

「(ドイツ遠征の2戦は)W杯前の最後のアピールの場でしたからね。もちろん、W杯出場は夢ですけど、僕はポジティブな部分を見ます。W杯ブレイク中、家族と過ごす時間ができますし、それも良いことかと。もちろん、今後も代表入りのために頑張っていきたいと思っています。ハノーファーで良いパフォーマンスを見せていけば、きっとまた招集を受けるはずです。今の日本はディフェンスも含めて、たくさんの優れた選手たちがいますからね」

 室屋はまた、ドイツでプレーするほかの日本人選手たちについても言及。フランクフルトの長谷部誠については「38歳になってもチャンピオンズリーグでプレーし、しかもあんなに素晴らしいパフォーマンスを見せたことに感銘を受けました。同胞として誇らしいですし、すごく尊敬しているプレーヤーです」と語ると、ハノーファーで1シーズンともにピッチに立った現ウニオン・ベルリンの原口元気とは「いつも試合後にお互い連絡取っています」や「(現フライブルクの)堂安律くんがアルミニア・ビーレフェルトにいた頃、彼とたくさん交流がありましたね」と明かしている。

 ハノーファーとの現行契約が来夏までとなっている室屋だが、契約延長の可能性については「代理人に任せています。彼がクラブと話しています」と返すと、次のように語った。

「すごく居心地良いので、契約延長は十分考えられますよ。家族もとても充実した時間を過ごしています。妻に、W杯メンバー入りしなかった場合、日本に行って休暇を過ごしたいか聞きましたが、ここに残りたいと言っていました。それこそ、家族がここがどれほど居心地良いのかを物語っているでしょう」

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