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左SB冨安、あのサラーをベンチに追いやる…好調アーセナル、追いすがるリバプール振り切って首位堅持

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DF冨安健洋とFWモハメド・サラー

[10.9 プレミアリーグ第10節 アーセナル 3-2 リバプール]

 プレミアリーグは9日、第10節を開催し、DF冨安健洋が所属するアーセナルリバプールをホームに迎え、3-2の勝利を収めて首位をキープした。

 7勝1敗で首位に立つアーセナル。前日に2位マンチェスター・Cが勝利を収め、暫定ながらも首位の座を明け渡した格好でリバプール戦を迎えた。今季プレミア初先発となった冨安は、6日のELボデ・グリムトの後半途中からプレーした左SBの位置でのスタートとなった。

 試合開始早々の前半1分、いきなり試合を動かしたのはホームのアーセナルだった。カウンターを発動させると、右サイドからボールを運んだMFブカヨ・サカが中央のMFマルティン・ウーデゴーアへ。ウーデゴーアのスルーパスからPA内に走り込んだFWガブリエル・マルティネッリが右足のシュートでネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 前半14分には右サイドでボールを受けたFWモハメド・サラーと冨安がマッチアップ。巧みに体を入れた冨安が鮮やかにボールを奪い取り、同19分には裏に抜け出そうとするサラーに体を寄せて自由を与えない。同32分には中央に切り込まれてフィニッシュまで持ち込まれたが、サラーのシュートはゴール右に外れた。冨安は時にはリバプール陣内までプレッシャーをかけ、サラーに前を向かせないなど、簡単には好機を創出させなかった。

 徐々にボール保持率を高めるリバプールが、前半34分に試合を振り出しに戻す。DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが自陣から蹴り出したボールで抜け出したFWルイス・ディアスが右サイドからグラウンダーのクロスを送ると、中央に走り込んだFWダルウィン・ヌニェスが滑り込みながら押し込み、スコアは1-1となった。

 前半42分にリバプールをアクシデントが襲い、鋭い動きで存在感を示していたL・ディアスが負傷。プレー続行不可能と判断され、FWロベルト・フィルミーノがピッチへと送り込まれた。

 すると、前半アディショナルタイムにアーセナルが再びカウンターからゴールを奪取。ハーフウェーライン付近でボールを受けたマルティネッリがドリブルで運び、PA内左まで持ち込む。切り返しからのラストパスに、ファーサイドでフリーで反応したサカが右足で合わせてゴールを陥れて勝ち越しに成功した。

 2-1のまま後半を迎えると、同8分、FWディオゴ・ジョタの華麗なスルーパスから抜け出したフィルミーノがPA内に侵入すると、左足のシュートでネットを揺らし、再びリバプールが同点に追い付いた。

 後半24分にはリバプールベンチが動く。対面する冨安に手を焼き、持ち味を発揮できないサラーに代えてMFファビーニョを投入した。

 後半28分にアーセナルが波状攻撃を仕掛けると、PA内でFWガブリエル・ジェズスがMFチアゴ・アルカンタラのファウルを誘い、アーセナルがPKを獲得。キッカーを務めたサカがきっちり沈め、またもやアーセナルが勝ち越した。

 その後、アーセナルに追加点こそ生まれなかったものの、5バックにして守備に重心を置いてリバプールの反撃を許さず。3-2のまま逃げ切り、勝ち点3を獲得した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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