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ボルシアMGへ戻ってきた板倉滉、早くも絶対的な存在に。独紙「同僚は早くもスタメン落ちの危機」

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DF板倉滉がボルシアMGで確固たる地位を築いているようだ

 日本代表DF板倉滉は今夏に加入したばかりのボルシアMGですでに確固たる地位を築いているようだ。ドイツ紙『ビルト』は同選手の戦線復帰により、チームメイト4人がスタメン落ちを恐れていると伝えた。

 昨季はマンチェスター・シティからブンデスリーガ2部シャルケに送り出され、同クラブの1部復帰に大きく貢献した板倉は今夏にボルシアMGへ完全移籍。同じく今夏に就任したダニエル・ファルケ監督の下でセンターバックとして開幕から公式戦6試合すべてに先発し、好パフォーマンスを披露。6試合目(第5節マインツ戦)でレッドカードを受けるも、ファルケ監督も「それまではうちの『シーズン最優秀選手』という感覚だった」と話すほどインパクトを残していた。

 そんな板倉は9月中旬トレーニングで左膝の内側側副靭帯の部分断裂と重傷を負い、長期離脱を強いられることに。『ビルト』は「それまでグラットバッハはヨーロッパ(欧州コンペティション出場権の獲得)に突き進んでいたが、彼が不在となってから順位表の中位に後退した」とその離脱が大きく響いたと強調しつつ、カタール・ワールドカップ(W杯)中断期前、最後の試合のドルトムント戦で復帰を果たし、W杯のドイツ戦で「トップ級のディフェンスパフォーマンスを見せた」と称賛している。

 そして、板倉は今月20日にボルシアMGへの帰還を控えると伝える同紙だが、その復帰によりチームメイト4人がスタメン落ち危機に「震えている」と表現。最もレギュラーの座を失う可能性が高いのは代役を務めたDFマービン・フリードリヒと伝え、その理由として同じくセンターバックのDFニコ・エルベディとプレースタイルが「似すぎている」からだと分析した。一方で、そのスイス代表のエルベディも「W杯では特に輝くこともなく、グラットバッハのユニフォームを着ていた時も多くの失点の場面において以前の安定感を欠いていた」とし、「スイス人はこれ以上ミスを犯してはいけない。さもないと、イタクラが彼の代わりにプレーするからだ」と続けた。

 さらに記事ではファルケ監督が板倉を今後中盤に配置する可能性についても言及。MFフロリアン・ノイハウスも復帰に迫っているため、攻撃的MFでの起用が続いていたMFクリストフ・クラマーが本来のポジションであるボランチに戻されることになるが、場合によってはそこでは「イタクラといった手強いライバル」とポジション争いを強いられるかもしれないとのこと。ベンフィカからレンタルで加入のMFユリアン・バイグルに関しても「前方へのプレーでより効果的なプレーをしなければいけない」と求め、安心していられないと見るようだ。

『Transfermarkt.de』のデータによると、板倉がボルシアMGで記録した公式戦での出場時間は合計でわずか505分間。それでも、負傷さえなければ絶対的なレギュラーと見られるようだ。

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