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トップ昇格決定的の上月壮一郎、シャルケ監督は期待も“香川真司との比較”には「偉大な選手とされても…」

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MF上月壮一郎

 シャルケセカンドチームのMF上月壮一郎は、DF吉田麻也らがプレーするトップチームへの昇格がほぼ決定したようだ。トーマス・ライス監督は同選手に期待を寄せるも、慎重な姿勢も見せている。

 先日22歳の誕生日を迎えた上月は、今年1月に退団した京都サンガF.C.からドイツ5部デューレンに渡ると、夏には4部リーグ所属のシャルケIIへ加入。同チームでは今季14試合で8ゴール5アシストと決定力を発揮し、トップチームが今月臨んだテストマッチ3試合にも参加。3戦連続弾を挙げるなど、大きくアピールした。

 そしてシャルケのペーター・クネーベル役員は、すでに上月とプロ契約を締結することを明言。また地元メディア『Reviersport』に「コウヅキがクリスマスプレゼントになり得るか?」と問われたライス監督も、同選手について言及。「プレゼントに関して、あまり公に騒いでほしくない」と返しつつ、このように語った。

「U-23チーム(セカンドチーム)で良い試合を見せ、一定の才能を持つ若手だ。『良い突破力を持つ選手だ』と言いたい。我々は彼にご褒美を与え、より高いレベルで見たかった。彼はとても上手くやってくれている」

 上月は、前半出場した22日のドイツ3部オスナブリュックとのテストマッチ(2-2)では先制ゴールを記録。ライス監督は「オスナブリュック戦では1~2度ボールロストがあり、判断が誤った場面もあった」と指摘するも、「それでも彼は今後たくさんの喜びを与えてくれる選手だ。慎重に育ててあげたい」と続けた。

 ドイツメディアでは、かつてシャルケの宿敵であるボルシア・ドルトムントでブレイクした元日本代表MF香川真司と比較され始めているが、ライス監督はそれを歓迎しない様子。「すでに偉大な選手と比較されても、我々は彼が地に足を着けたまま、快活さを失わないようにトライしたい。それこそ非常に大切なことだ。それからはどこまで行けるのか見てみようじゃないか」とも話していた。

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