[3.19 FA杯準々決勝 ブライトン 5-0 グリムズビー・タウン]

　FA杯は19日に準々決勝を行った。日本代表MF三笘薫が所属するブライトンはグリムズビー・タウン(4部)と対戦し、5-0の勝利を収めて準決勝へと駒を進めた。フル出場を果たした三笘は後半45分にゴールを記録している。

　サウサンプトンなどを下してベスト8まで進出した4部クラブのグリムズビー・タウンをホームに迎えたブライトン。守備に重心を置く相手と対することとなったが、前半6分に早々と試合を動かす。MFモイセス・カイセドがPA外から放ったミドルシュートは相手GKに阻まれたものの、こぼれ球にいち早く反応したFWデニス・ウンダブが蹴り込み、スコアを1-0とした。

　前半22分にはMFアレクシス・マック・アリスターのパスから左サイドを抜け出した三笘が鋭いグラウンダーのクロスを供給するが、ブライトンの選手には合わずに相手にクリアされてしまう。さらに同33分には、PA内右からMFパスカル・グロスが送ったラストパスでフリーになった三笘に決定機。しかし、滑り込んで右足ダイレクトで合わせたシュートは枠を捉え切れずに好機を逃してしまった。

　1-0のまま後半を迎えると、同5分にブライトンに追加点。マック・アリスターの浮き球のパスをPA内で受けたFWエバン・ファーガソンが巧みなコントロールから右足で流し込み、リードを2点差に広げる。同10分には左サイドから中央に切れ込んだ三笘が右足のシュートを狙うも、ゴール右に外れてしまった。

　攻撃の手を緩めないブライトンは後半25分、ウンダブのパスを受けたファーガソンがPA内に持ち込むと、左足のシュートでネットを揺らす。同37分にMFソリー・マーチがチーム4点目を奪うと、同45分には三笘。グロスの優しいラストパスから右足を振り抜くと、相手選手に当たってコースが変わったシュートがゴールマウスに収まり、今季公式戦9ゴール目を記録した。

　その後、ブライトンに追加点こそ生まれなかったものの、最後までグリムズビー・タウンにゴールを許さずに5-0で圧勝した。

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