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会長「容認できない」「見るも無惨」…トッテナムが約1か月で2度目の監督解任

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解任となったクリスティアン・ステッリーニ監督

 トッテナムは24日、クリスティアン・ステッリーニ監督(48)の解任を発表した。後任はアシスタントコーチのライアン・メイソン氏(31)に決定。クラブOBの同氏はプレミアリーグ史上最年少の29歳でトッテナムを率いた2021年以来の再登板となる。

 わずか1か月での解任劇となった。ステッリーニ氏はアントニオ・コンテ前監督の解任に伴い、先月末にアシスタントコーチから指揮官に昇格。トッテナムは新体制初陣となった今月3日のプレミアリーグ第29節エバートン戦を1-1のドローで終え、続く8日の第30節ブライトンで2-1の勝利を収めた。

 しかし、15日の第31節ボーンマス戦を2-3で落とすと、直近のゲームとなる23日の第32節ニューカッスル戦で1-6の大敗。クラブはトップ4入りへ暗雲が漂う中、約1か月間で2度目の監督解任に踏み切った。

 ダニエル・レビ会長はクラブ公式サイトを通じ、以下のような声明を発表している。

「日曜日のニューカッスル戦のパフォーマンスは、まったくもって容認できないものだった。見るも無惨だった。なぜそうなったのか、多くの理由が考えられるが、私自身、取締役会、監督、選手全員が連帯責任を負わなければならない。だが、最終的な責任は私にある」

「クリスティアンは、コーチングスタッフとともに、現在の職務を離れることになる。クリスティアンは、今季の難しい時期に就任した。このような困難な時期に、彼とコーチングスタッフがプロフェッショナルな態度で対応してくれたことに感謝したいと思う。彼と彼のスタッフの健闘を祈っている」

「ライアン・メイソンが、即座に監督の職務を引き継ぐ。ライアンはクラブと選手をよく理解している。コーチングスタッフについては、追って詳細をお知らせする」

「今日、選手委員会に出席した。チームは今季を可能な限りうまく締めくくるため、団結しようと決意している。皆さんの素晴らしいサポートが得られるようなパフォーマンスを提供する必要があることは、我々全員が承知している」

 トッテナムは現在プレミアリーグで32試合を消化し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内の3位ニューカッスル、4位マンチェスター・ユナイテッドとは6ポイント差だが、前者は消化試合が1つ、後者は消化試合が2つ少ない。次戦は27日にホームで開催される第33節ユナイテッド戦となる。

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