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トッテナムファンが味方選手にブーイング…「見たくない事柄の1つ」とチームメイトら苦言

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交代後にショックを受けた様子のDFダビンソン・サンチェス

 15日に行われたプレミアリーグ第31節のボーンマス戦で2-3と競り負けたトッテナム。後半アディショナルタイムに決勝点を許す悔しい敗戦となったが、DFダビンソン・サンチェスに対するファンの反応にも大きな注目が集まっている。

 D・サンチェスは1点リードの前半35分、味方の負傷で途中出場。しかし投入直後からトッテナムファンが同選手へブーイングするなど、騒然とした雰囲気に。チームは同38分に失点すると、後半6分には逆転ゴールを許してしまった。後半13分にMFアルノー・ダンジュマと交代する際には喜びを表すかのような歓声が上がったことを、『エクスプレス』など現地各紙が伝えている。同紙はD・サンチェスに今シーズン精彩を欠いたプレーが多く見受けられることを原因としている。

 こうしたファンの反応にチームメイトは苦言を呈している。『BBC』はキャプテンのGKウーゴ・ロリスが「ダビンソンを本当に気の毒に思う。彼はチームメイトであり友人で、クラブのために何年も戦い続けている」とコメントし、「クラブ、ファン、選手にとって悲しい話だ。サッカーの場で見たくない事柄の1つだよ」と『BeINスポーツ』のインタビューで語ったことを紹介した。

 またクラブOBのマイケル・ドーソン氏は「1失点目は彼のミスではない」とコメントし、「2失点目は彼から跳ね返ってしまった」といずれもD・サンチェスを強く責めるものではないと擁護。「彼は傷ついているだろう。それは良いことではない」とファンの反応を批判している。

『スカイスポーツ』によるとクリスティアン・ステッリーニ暫定監督は「1-2と逆転されたため彼を下げるタイミングと考えた。戦術的な判断に過ぎない」と説明し、途中出場・途中交代の理由に彼への不満がないことを強調したという。

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