バルセロナは10日、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ(34)が今季限りで退団することをクラブ公式サイトで正式発表した。

　ブスケツは2005年にラ・マシア(バルセロナ育成組織の総称)に加入し、2008年にトップチームデビュー。これまで歴代3位となるクラブ通算718試合に出場し、8度のラ・リーガ優勝、3度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇など、計31個のタイトル獲得に貢献してきた。

　また、スペイン代表としては2009年にデビューを果たし、国際Aマッチ通算143試合に出場。優勝した2010年南アフリカ大会を含む4度のW杯を経験した。

　今季はここまでバルセロナのキャプテンとして公式戦39試合に出場し、4アシストを記録。チームは現在、ラ・リーガ残り5試合で2位に勝ち点13差をつけて首位を独走しており、最後にもう1つ獲得タイトルが増える可能性が高い。

　ブスケツは退団に際して「このクラブエンブレムを守ることは名誉であり、夢であり、誇りだった。しかし、あらゆることに終わりがある。簡単な決断ではなかったが、その瞬間がやってきた」と述べ、「この道のりに付き添ってくれた全ての人々、ソシオ(会員)とサポーターを含む全員」に対して感謝を語った。

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