オーストラリア・Aリーグのウエスタン・ユナイテッドFCは24日、元北海道コンサドーレ札幌のFW檀崎竜孔(23)が加入することが決まったと発表した。契約期間は2年間だという。

　青森山田高出身の檀崎は2019年に札幌に加入。20年にオーストラリアのブリスベン・ロアー、21年にジェフユナイテッド千葉、22年にブリスベン・ロアーに期限付き移籍した後、同年限りで札幌との契約が満了となった。23年初旬にスコットランドのマザーウェルに加入したが、公式戦出場は4試合にとどまり、半年間で退団していた。

　檀崎は半年ぶりにオーストラリアに戻った形。ウエスタン・ユナイテッドFCにはかつて大宮アルディージャや柏レイソルなどで活躍したDF今井智基も所属しており、今後はチームメートとなる。

　檀崎はクラブを通じて「ウエスタン・ユナイテッドは素晴らしいチームで、情熱があって良いサッカーをしている。気に入っているし、ここに来られてとても嬉しい。クラブが何かを勝ち取るために全力を尽くしたい」と意気込みを述べている。

　また元オーストラリア代表FWのジョン・アロイージ監督は「ブリスベン・ロアーでリクが見せたパフォーマンスを見て、しばらくの間注目してきた。われわれのチームに加わることを非常に嬉しく思う」とコメント。「ファイナルサードのどこであってもプレーでき、ゴールを決めたり、チームメートをアシストしたり、技術でDFと対峙したり、さまざまな方法で相手に脅威を与えることができる」と期待を寄せている。