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バイエルンMFキミッヒ、来日直後にマンC戦前日会見「ミュラーがいなくて飛行機が静かだった」

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会見に出席したバイエルンのMFヨシュア・キミッヒ

 バイエルンのMFヨシュア・キミッヒが25日、Audi Football Summitのマンチェスター・シティ戦(国立)の前日公式会見に出席し、昨季ヨーロッパ王者との対決に「自分たちの立ち位置がわかる」試合になると意気込んだ。

 バイエルンにとってマンチェスター・Cは、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝で2戦合計スコア1-4で敗れた相手。また昨年のプレシーズンツアーでもアメリカ・グリーンベイで対戦し、0-1で敗れていた。

 キミッヒはこの一戦に向けて「欧州ナンバーワンと言っていいクラブとできるのは非常にいい機会だ。自分たちの立ち位置がわかる。親善試合だがどちらのチームも勝とうとプレーする」と意気込みを述べつつ、「昨季も開幕前にマンチェスター・Cと試合をしたが、われわれにとってどのような立場なのか学ぶことが多くあった。当時はまだまだ劣っているという印象を持った。それを克服すべくトレーニングを積んだ」と1年前を回顧。「シーズン前の親善試合は大きな興味を持つものだ。ぜひ楽しみにしてほしい」と話した。

 バイエルンは同日の日中に来日。マンチェスター・Cは20日に日本入りし、すでに23日の横浜F・マリノス戦(○5-3)を終えていることと比較すると、コンディション面では不利になる。

 それでもキミッヒは「私は非常に元気だし、みんなも元気だ」と快調をアピール。「私に関しては飛行機でよく眠れた。体調はいい。他の選手も飛行で目を閉じる時間があったのではないか。今夜のことは分からないが、普段のリズムに入れると思う。私は遠征で時差で大きな問題を抱えることはない。しっかりとプレーまで持っていきたい」とサラリと述べた。

 キミッヒは今回、MFトーマス・ミュラーが負傷のため遠征に帯同していないことで「いないので飛行機が静かだった」と冗談も口に。機内では「それぞれがやるべきことをやっていた」と睡眠も取りながら過ごしていたといい、ドイツからやってきた報道陣からは「飛行機から降りて暑さで頭を殴られたような気持ちになったが、どうだったか」という質問も飛んだが、「私たちはエアコンの効いた場所からエアコンの効いた場所に移動し、エアコンの効いた乗り物で移動していたので、日本の暑さに晒されていない。これからの練習でその時にどう感じるか気になっている」と会見後のトレーニングで暑熱順化していく姿勢を見せた。

(取材・文 竹内達也)
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