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マンCグアルディオラ監督、打ち合い演じた横浜FMに「ストライカーとウインガーがとても速かった」

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マンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督

[7.23 Jリーグワールドチャレンジ 横浜FM 3-5 マンチェスター・C 国立]

 マンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督がJリーグワールドチャレンジの横浜F・マリノス戦後、公式記者会見に出席し、5-3の打ち合いとなった一戦を「私たちにとって非常に良いテストになった。準備期間は十分ではなかったし、横浜F・マリノスは切り替えのトランジションがとても良かったのでとても難しい試合だった」と振り返った。

 マンチェスター・Cはこの日がプレシーズン初陣。立ち上がりは選手の動きが重く、前半37分までに2失点を喫したが、同41分から電光石火の猛攻で同点に追いついた。後半はFWアーリング・ハーランドの投入でさらに勢いを増し、エースの2得点を含む3ゴールを奪取。終わってみれば5-3の勝利に持ち込んだ。

 グアルディオラ監督は横浜FMの印象について「非常に質の良いプレーをしていたし、リードされたこともあった。4年前と違う点では新しいプレーヤーに出会った。ウインガーは非常に速かったし、ストライカーも速くプレーしていた。いつもプレーしていない場所にくると新鮮な気持ちで新たなことに目を開かれる」と述べつつ、「リーグ優勝できるか?」という質問には「良い選手と良いチームだったし、勝てると思う」と太鼓判を押した。

 また「日本サッカーはまだ下に見られているか?」という質問には「下に見る人間は相手を知らないから下を見てしまうんだと思う。相手をよく知ったらそのようなことはしない。知らないからそのような態度を取るのだと思う」と熱弁。「日本には三笘選手のような素晴らしい選手がいる。日本のサッカーの選手が素晴らしい理由はたくさんある。質が良く、レベルが高い」と評価しつつ、「今日のマリノスもストライカーとウインガーがとても速くて、カイル(・ウォーカー)をときおり抜いたこともあった。われわれのほうがパスの数は多かったかもしれないが、マリノスはシーズン途中ということで体調もコンディションも良かったし、そういう意味で自分たちが苦しむ良い相手と試合をした」と手応えを口にした。

 さらに指揮官はこの日がチェルシーからの加入後初陣となったMFマテオ・コバチッチにも言及。「非常に良かった。彼は比類なき選手。初試合なのでわれわれ何が望んでいるかというチームのことについてはもっと理解をする必要がある。いろんなポジションで試してみて、今後活躍してくれるだろうと思う」と称えた。

 欠場したMFケビン・デ・ブライネの状態については「バイエルンとの試合は出られるかどうかわからない。A・マドリーとの試合もわからない」と今後の出場可否には慎重な見通しを示しつつも、「そろそろ試合ができる段階に近づいている。だんだん回復に向かっているので、じきに出られるようになると思う」と前向きに話した。

 マンチェスター・Cは26日、国立競技場でバイエルンと対戦。指揮官は「今日最も大事なのは怪我人を出さなかったこと。まだまだ改善しないといけないことはあるが、バイエルンとの試合の準備に集中したい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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