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バイエルン相手に価値示した驚異の18歳…充実の日本ツアーにマンCリコ・ルイス「みんな良い時間を過ごせた」

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MFリコ・ルイス

[7.26 Audi Football Summit バイエルン 1-2 マンチェスター・C 国立]

 イングランドとドイツの王者同士が日本で激突した『Audi Football Summit』で、マンチュスター・シティ期待の18歳MFリコ・ルイスが圧倒的な存在感を放った。

 この日は4-3-3の右インサイドハーフで先発すると、アカデミー仕込みの高い技術とポジショニングセンスで多くの攻撃に関与。前半22分にはDFカイル・ウォーカーの縦パスを右のハーフスペースで引き出し、フランス代表DFダヨ・ウパメカノを振り切ってエリア内に侵入すると、FWフリアン・アルバレスへの冷静なラストパスでチャンスメークし、MFジェームズ・マカティーの先制点をお膳立てした。

 また得点につながらなかったシーンでも、右サイドのMFベルナルド・シウバにボールが入るやいなや、エリア右のポケットに何度も顔を出して好機を演出。守備では前半42分にMFキングスレー・コマンのシュートをブロックし、対人対応のスキルも示しつつ、45+2分にはGKゾマーへのプレッシングでボールを奪う場面も作るなど、ハイプレスへの適性も発揮していた。

 トップチームデビューを果たした昨季は主に左サイドバックで出場機会を掴み、ポゼッション時に中盤に関わっていくタスクで評価を高めた18歳。23日の横浜F・マリノス戦でも後半開始からの投入で同様の役割を担っていたが、この日はさらに前目のポジションでも輝ける可能性を見せた。

 試合後の取材対応では「こういうゲームでは勝つこと、うまく戦うことがとても重要だ」と冷静に試合を振り返りつつ、日本ツアーの体験を総括。「とても良い国で、とても美しかった。何日か街を観光することができて、とても良かった。みんな良い時間を過ごすことができた」と前向きに話した。

(取材・文 竹内達也)
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