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欧州各国クラブで相次ぐ“ユニ下さい”バナーの禁止…理由は「子どもたちをガッカリさせてしまうため」

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 デンマークのコペンハーゲンは27日、新シーズンからスタジアム内で選手にユニフォームを求めるバナーを掲示することを禁止すると発表した。今年に入って、欧州各国のクラブで同様の対応が立て続けに行われており、これに追随した形だという。

 コペンハーゲンは「この決定は選手やクラブがそのリクエストに応えることがなかなかできず、ユニフォームを期待して来てくれた多くの子どもたちをがっかりさせてしまうことに起因している」と経緯を説明している。

 さらに「近年、バナーの数は大幅に増えているが、残念ながらバナーを持参することで嫌な思いをする子どもたちもたくさんいる。同時に選手たちもリクエストに応えることできず、多くの場合はノーと言わなければならない。その結果、ネガティブなイメージを持たれてしまい、難しい状況に追い込まれている」と悪循環に陥っていることを指摘。今後は「多くの人々がユニフォームを欲しがっていることも理解しているし、選手がユニフォームを送ることも許されているが、サインはなしになる」と対応を明らかにしている。

 コペンハーゲンによると、すでにオランダのアヤックス、チェコのスラビア・プラハも同様の対応を導入している。それぞれ上記の理由に加えて、アヤックスは「バナーに使われる段ボールに火災の危険があるため」、スラビア・プラハは「組織的にオンラインで転売されているため」と経緯を説明している。

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