エミレーツ・クラブ(UAE1部)は9日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(39)が加入することを正式発表した。背番号はバルセロナ、ヴィッセル神戸の所属時と同じ「8」。アメリカ『ESPN』によると、契約期間は1年間で2025年6月までの延長オプションも付いているという。

　イニエスタは2002年にバルセロナでトップチームデビューを飾り、16シーズンにわたってプレー。9度のラ・リーガ優勝、4度のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇などを経験した。また、スペイン代表では2010年の南アフリカW杯決勝で母国を初優勝に導く決勝ゴールを記録。EURO2008、EURO2012でも2連覇の立役者になっている。

　2018年にバルセロナを離れて神戸に加入し、クラブ史上初の天皇杯優勝などに貢献。今年7月に退団し、フリーとなっていた。

　スペイン『マルカ』によれば、イニエスタは入団会見で「私と家族にとって新たな挑戦であり、新たな章であり、人生における新たなチャレンジです。バルセロナにいた時や日本に行った時と同じように、世界中の興奮を胸にここへ来ました。これからもサッカーを楽しみたいです」とコメントしている。

　また、自身のインスタグラム(@andresiniesta8)で入団会見の写真を投稿し、「この新しいステージをスタートさせ、エミレーツ・クラブで自分の経験を生かせることを楽しみにしています! あなたたちの愛にとても感謝しています」とファンに向けて綴った。

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