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マンUがグリーンウッド退団を発表「このクラブでキャリアを再開することは困難」

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FWメイソン・グリーンウッドが退団

 マンチェスター・ユナイテッドのFWメイソン・グリーンウッド(21)が双方合意で退団することになった。クラブが21日に公式サイトで声明を発表している。

 生え抜き選手のグリーンウッドは2019年3月に17歳でトップチームデビューを飾り、クラブやイングランド代表の次世代を担う存在として期待されていた。だが、昨年1月に女性への強姦と暴行の疑いで逮捕。クラブから活動停止処分を受け、同年2月に釈放された後もプレーから遠ざかっていた。

 今年2月に不起訴となったものの、クラブは内部調査を開始。その結果、「メイソンは当初起訴された犯罪を犯していないと結論付けた」としつつ、「メイソンを含む全ての関係者は、彼がマンチェスター・ユナイテッドでのキャリアを再開することが困難であることを認識している」とし、退団が最も適切であるとの判断に至った。

 グリーンウッドは昨年1月末以降、試合はもちろんチーム練習すら行っていない。イギリス『ミラー』によると、すでにパーソナル・トレーナーとともにトレーニングに励んでおり、以前はフィットネス・レベルが完全に低下するのを食い止めるため、栄養計画やその他の専門家のアドバイスを受けていたという。

 また、同紙はグリーンウッドの新天地について「クラブはサポーターの反応も考慮しなければならない」と指摘。そのため「海外移籍の方が彼のためになるだろう」と見解を示した。

以下、メイソン・グリーンウッドに関するクラブの声明

「マンチェスター・ユナイテッドは、メイソン・グリーンウッドに対する申し立てについての内部調査を終了しました」

「私たちのプロセスは、メイソンに対する全ての告発が取り下げられた後の2023年2月に開始されました。全体を通して、私たちはクラブの基準と価値観とともに、被害者の方の希望、権利、視点を考慮し、可能な限り多くの情報と背景を照合するよう努めました。そのため、この事件を直接知る人物を含め、公開されていない証拠を入手するために、繊細かつ慎重に事を進める必要がありました」

「入手可能な証拠に基づき、我々はオンラインに掲載された資料では全体像がつかめず、メイソンは当初起訴された犯罪を犯していないと結論付けました。とはいえ、本日メイソンが公に認めているように、彼は過ちを犯し、その責任を取っています」

「メイソンを含む全ての関係者は、彼がマンチェスター・ユナイテッドでのキャリアを再開することが困難であることを認識しています。そのため、彼がオールド・トラッフォードを離れて活動することが最も適切であるということで相互に合意しており、我々は今後メイソンと協力し、その方向に向かって動いていきます」

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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