ブラジルサッカー連盟(CBF)は4日、マンチェスター・ユナイテッドに所属するFWアントニーがブラジル代表から離脱したと発表した。同代表は9月の国際Aマッチウィークでボリビア、エクアドルと対戦する。

　CBFは、「月曜日に明るみになった事実を調査する必要である。被害者とされる人物、選手本人、ブラジル代表チーム、CBFを保護するため」とし、アントニーの離脱を発表。イギリス『スカイスポーツ』は、元恋人のガブリエラ・カバリンさんへの暴行疑惑が原因と指摘している。

　アントニーは同件を受けて、自身のインスタグラム(@antony00)で声明。次のように主張した。

「私はこの問題に対し、はじめから真剣かつ敬意を持って対応してきた。警察当局に対しては明確な情報を提供している。尋問については司法の監視下にあるため、その内容を公表することはできないが、私は今回の告発が虚偽であり、すでに提出された証拠とこれから提出されるであろう証拠は、私が無罪であることを示していると100%の確証を持って言うことができる」

「ガブリエラさんとの関係は、双方から言葉による攻撃があり、波瀾万条だったが、身体的な攻撃を行ったことは一度もない。証言でもインタビューでも、彼女は毎回異なる告発内容を提示している。私は彼女の告発を否定し、必要な内容を明らかにするためにブラジル当局に全面的な裁量を引き続き委ねることを伝えておく。進行中の警察の捜査で、私の無実が明らかになると信じている」