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ケイン流出も好調トッテナム、BBCは元横浜FM指揮官を大絶賛「進むべき道を示した」

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アンジェ・ポステコグルー監督

 FWハリー・ケインの移籍で戦力低下が懸念されていたトッテナムだったが、プレミアリーグ開幕からここまで4勝1分と好調を維持している。イギリス『BBC』のニック・ゴドウィン氏は「昨季の足かせとなっていた疑念や臆病さがなくなった」とし、アンジェ・ポステコグルー監督の功績を称えている。

 トッテナムは今季、開幕節こそブレントフォードに2-2で引き分け、勝ち点を落としたものの、第2節のマンチェスター・U戦(○2-0)から破竹の4連勝。全勝で首位のマンチェスター・Cに次ぐ2位につけており、8位で欧州カップ戦出場権すら得られなかった昨季から一転、好成績をキープしている。

 その中心にいるのがセルティックからやってきたポステコグルー監督だ。エースのケインがバイエルンに移籍するという苦しい戦力事情の中、ここまでFWソン・フンミンが5試合で3ゴール。FWデヤン・クルゼフスキも好調が続き、レスター・シティーから獲得したMFジェームズ・マディソンも2ゴールと結果を残すなど、元横浜FM指揮官は実績のあるタレントをチームとしてまとめ上げている。

 16日のシェフィールド・ユナイテッド戦では後半アディショナルタイム8分以降の2ゴールで劇的な逆転勝利。BBCラジオのゴドウィン氏は「監督が自分のテコ入れと、選手たちを静かに信じていたことでチームは自分たちの任務を遂行し、勝つ方法を見つけることができた。まるでポステコグルーが試合でプレーしているかのようだった。心強く、自信に溢れた様子で、進むべき道を示していた」と称賛を送った。

 また「このトッテナムはビッグマッチにおける多くの経験やノウハウには恵まれていない」としながらも、「ただ、これまでのところそれは良いことだ。昨季の足かせとなっていた疑念や臆病さがなくなった」と指摘。「フィールド上の選手たちに欠けているものはポステコグルーの確固たる存在感で補われている」と分析している。

 トッテナムは24日、プレミアリーグ次節でアーセナルと対戦。共に4勝1分と無敗で迎えるノースロンドンダービーに挑む。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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