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久保建英には2人が徹底マーク…ソシエダ、A・マドリーに終盤失点で敗れる

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徹底マークに苦しんだMF久保建英

[10.8 ラ・リーガ第9節 A・マドリー 2-1 ソシエダ]

 ラ・リーガは8日、第9節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダアトレティコ・マドリーに1-2で敗れた。久保は徹底的なマークに遭い、存在感を出せるシーンは少ないまま後半20分に途中交代。チームも終盤にハンドによるPKで決勝点を献上し、4試合ぶりの黒星を喫した。

 9月のラ・リーガ5試合で4ゴールを挙げ、日本人史上初めて月間プレーヤー・オブ・ザ・マッチを受賞した久保。10月最初の一戦では今季5勝1分1敗と順調な戦いぶりを続けているA・マドリーの本拠地に乗り込んだ。

 試合は立ち上がりからA・マドリーが主導権を握り、一方的な展開。ソシエダのハイプレッシングはことごとくかわされ、攻め込まれる時間が続くと、攻めに出たタイミングで久保にボールが入ってもDFマリオ・エルモソとMFロドリゴ・デ・パウルに2人で対応され、自由にプレーさせてもらえない。

 すると前半22分、A・マドリーが試合を動かした。低い位置でフリーでボールを持ったMFコケが左サイド裏にロングフィードを配球すると、これに反応したのがMFサムエウ・リーノ。MFアントワーヌ・グリーズマンにの動きにつられたDFアマリ・トラオレの裏を取ってゴール前に駆け上がり、最後はニアポスト脇に突き刺した。

 その後もA・マドリーが試合を支配する中、ドリブルでは存在感を出せなかった久保が献身性で魅せる。前半45分、相手のビルドアップに深く追い込み、GKヤン・オブラクに激しくプレッシング。惜しくもボールは奪えなかったが、ヒヤリとさせた。またアディショナルタイムには久保のクロスからFWミケル・オヤルサバルがヘディングシュート。これも枠を捉えられなかったが、ようやく攻撃の形を作った。

 そのまま試合は後半へ。拮抗した時間帯が続く中、久保とオヤルサバルがポジションを変えていた18分にオヤルサバルが果敢にミドルシュートを放つ。だが、これは左ポストに直撃。同20分には久保、MFミケル・メリノ、DFロビン・ル・ノルマンがピッチを退き、FWカルロス・フェルナンデス、FWアルセン・ザハリャン、DFジョン・パチェコが投入された。

 そこからは徐々にソシエダが盛り返し、後半22分、左CKに反応したMFブライス・メンデスのヘディングシュートがFWアルバロ・モラタの手に直撃したが、VARレビューを経てもファウルとはならない。それでも同28分、ソシエダはカウンターで左を攻め込むと、C・フェルナンデスの絶妙なサイドチェンジからオヤルサバルが抜け出し、同点ゴールを決め切った。

 ところが後半42分、最後にA・マドリーが決着をつけた。ゴール前の波状攻撃でモラタからのパスを受けたグリーズマンがシュートを放つと、倒れ込んでいたC・フェルナンデスの腕にボールが直撃し、ハンドの判定。このPKをグリーズマンが右に沈めた。試合はそのままタイムアップ。昨季の3位と4位の強豪対決はA・マドリーに軍配が上がった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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