[10.28 リーグアン第10節 スタッド・ランス 1–0 ロリアン]

　スタッド・ランスのFW伊東純也は28日、リーグアン第10節・ロリアン戦に先発出場した。チームは1-0で勝利。終盤には指揮官が退場処分を受けるアクシデントも発生した。

　伊東は前節に続いて2トップの一角としてプレー。前半29分、FWモハメド・ダラミーからペナルティーエリア内でパスを受けるとダイレクトで再びダラミーへ。ワンツーの形でチャンスとなったが、ダラミーのシュートはGKに防がれた。同33分にも両者の連携でゴールを狙う。伊東が最終ラインの背後に絶妙なボールを供給。ダラミーが抜け出したが上手くコントロールできず、シュートは打てなかった。

　続く前半43分、伊東が最前線でDFスレイマン・トゥレからボールを奪取して決定機を迎える。ただロストしたトゥレ自身が懸命に戻り、シュートを打つ前に対応。伊東の抜け目のないプレーもあったが得点は生まれず、スコアレスで前半を終えた。

　後半はロリアンペースで試合が進む。スタッド・ランスの後半ファーストシュートは25分、伊東のパスを受けたMFテディ・テウマがミドルシュートを放つもGKにセーブされた。直後の同27分、FWアミーヌ・サラマがドリブルで一気にゴール前へ持ち運ぶと後方の伊東にボールを落とす。伊東はループ気味のキックをしたが、ボールはゴール上を通過して先制点にはならなかった。

　すると後半36分、相手の遅延行為を訴えたウィリアム・スティル監督がイエローカードとレッドカードを連続で提示され、退場処分に。なおロリアンのGKイボン・ムボゴも遅延行為でイエローカードを受けた。

　指揮官を失ったスタッド・ランスだが、後半39分に待望のゴールが生まれる。DFジョシュア・ウィルソン・エスブランドが鮮やかな放物線を描くシュートでネットを揺らし、先制に成功した。退場処分のスティル監督はベンチ真上のスタンド最前列で試合を観戦。さらには直接口頭でベンチスタッフに指示を伝え、勝ち点3の獲得を狙った。現地ジャーナリストのアレクシス・クロード・レイツ氏はX(旧ツイッター/@A_ClaudeReitz)で、得点直後にコーチへ指示を伝えるスティル監督の様子を投稿している。

　後半42分、伊東はDFマクシム・ブシとの交代でピッチを退いた。試合はそのまま終了。スタッド・ランスが3試合ぶりの勝利を飾っている。

#SDRFCL : Au moment du but, will Still ne prend pas le temps de savourer et distille les consignes à ses adjoints pic.twitter.com/iQMvkXnYPB

— Alexis Claude-Reitz (@A_ClaudeReitz) October 28, 2023

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