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久保建英がハンド誘発で勝ち越しゴール演出も…ソシエダは終盤被弾で公式戦3連勝ならず

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MF久保建英がハンド誘発

[10.29 ラ・リーガ第11節 ラージョ 2-2 ソシエダ]

 ラ・リーガは29日、第11節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダラージョに2-2で引き分けた。久保は後半20分、勝ち越しゴールにつながるPKを誘発したが、チームは久保が交代後のアディショナルタイムに痛恨の失点。公式戦3連勝とはならなかった。

 24日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ベンフィカ戦(○1-0)から中3日での一戦。久保は公式戦では2試合連続、ラ・リーガでは2試合ぶりの先発出場となった。

 久保は前半12分、さっそく見せ場を作った。初速の速いスプリントでDFフロリアン・ルジューヌからボールを奪い切ると、その場で倒されてFKを獲得。さらに相手のイエローカードを誘発した。このFKはFWミケル・オヤルサバルが変化をつけ、MFブライス・メンデスが左足で狙い、クロスバーに直撃したが、惜しい形となった。

 それでも前半30分、ラージョが先に試合を動かした。中盤でのFKからルジューヌが無回転のロングシュートを狙うと、GKアレックス・レミロがなんとか弾いたが、こぼれ球にDFアブドゥル・ムーミンが反応。地を這うような強烈なシュートでレミロの股下を射抜き、先制点が入った。

 ビハインドとなったソシエダは前半39分、久保が右サイドを攻め上がって右足でクロスを送ると、MFアルバロ・ガルシアをかすめたボールが右ポストに直撃。これで右CKを獲得すると、久保のキックからDFジョン・パチェコがダイレクトボレーで狙い、GKストーレ・ディミトリエフスキを強襲した。

 そうして勢いに乗ったソシエダは前半41分、中盤で縦パスを受けたB・メンデスが左サイドに展開し、MFアンデル・バレネチェアが縦に突破すると、左足でクロスボールを供給。ゴール前でフリーになっていたオヤルサバルが右足ダイレクトで押し込み、同点に追いついた。

 1-1で迎えた後半も久保が次々に見せ場を創出。11分、左サイドでこぼれ球を拾い、長い距離をドリブルで持ち運ぶと、ゴール前に差し掛かったところでA・ガルシアに倒される。またこのFKではキックを担当。左足で狙ったボールは壁に当たったが、B・メンデスとのキッカー争いでも一歩前進した。

 そして久保は後半20分、右に開いたところでパスを受けると、鋭いクロスボールからDFパチャ・エスピノのハンドを誘発。ソシエダにPKのチャンスが与えられた。キッカーはオヤルサバルが務め、落ち着いた助走から右に決めてゴール。久保の誘発したPKで勝ち越しゴールが生まれた。

 久保は後半31分にもGKの動きを見ながらループシュートを狙うなど、最後まで存在感を示しながら同35分に交代。そのまま試合が終わると思われたが後半アディショナルタイム2分、ソシエダはFWベベにミドルシュートを突き刺され、土壇場で同点に追いつかれた。そのままタイムアップ。ソシエダにとっては痛い勝ち点1となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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