アジアカップは10日、開催国で前回王者のカタールと今大会のダークホースとなったヨルダンの決勝戦を行う。2022年のワールドカップ決勝と同じく特別な仕様に彩られたルサイル・スタジアムでの最終決戦。午後6時(日本時間11日午前0時)のキックオフを前にスターティングメンバーが発表された。

　カタールは同国史上初の連覇を狙う一戦。準決勝のイラン戦(○3-2)から先発2人を入れ替え、主将のMFハッサン・アルハイドゥス(アルサッド)、DFタレク・サルマン(アルサッド)が新たに入った。イラン戦では基本布陣の3-5-2ではなく4-4-2のシステムを採用していたが、再び3-5-2に戻す可能性もありそうだ。

　対するヨルダンはラウンド16のイラク戦(○2-1)で決勝トーナメント初勝利を挙げるなど快進撃を続け、史上初の決勝進出。準決勝の韓国戦(○2-0)からは先発2人を入れ替え、出場停止明けのFWアリ・オルワン(アルシャマル)、DFサレム・アルアジャリン(アルファイサリ)が揃って復帰した。引き続き3-4-2-1の布陣で臨むとみられる。

　カタール現地ではサウジアラビア対UAEが戦った1996年、イラク対サウジアラビアが戦った2007年に続く史上3度目のアラブ決勝としても注目を集める一戦。チケットはすでに完売しており、スタジアム周辺にもチケットを求める観衆が押し寄せるなど、8万8000人収容のスタジアムが超満員の熱狂ムードに包まれることが予想される。カタールが勝てば2大会連続2度目、ヨルダンが勝てば初優勝となる。

<出場メンバー>
[ヨルダン代表]
先発
GK 1 ヤズィード・アブレイラ(アルジャバライン)
DF 3 アブダッラー・ナシブ(アルフセイン)
DF 5 ヤザン・アルアラブ(アルショルタ)
DF 17 サレム・アルアジャリン(アルファイサリ)
DF 23 エサン・ハダド(アルファイサリ、Cap)
MF 8 ヌール・アルラワブデ(セランゴール)
MF 10 ムサ・アルタマリ(モンペリエ)
MF 13 マフムード・アルマルディ(アルフセイン)
MF 21 ニザル・アルラシュダン(アルファイサリ)
FW 9 アリ・オルワン(アルシャマル)
FW 11 ヤザン・アルナイマト(アルアハリ/カタール)
控え
GK 12 アブダラー・アルファホリ(アルウェダト)
GK 22 アフマド・ジュアイディ(シャバブ・アルオルドン)
DF 2 モハンマド・アブハシーシュ(アルアヘド)
DF 4 バラ・マリー(アルファイサリ)
DF 16 フェラス・シルバヤ(アルウェダト)
DF 19 アナス・バニ・ヤシーン(アルファイサリ)
MF 14 ラジャーイー・アイェド(アルフセイン)
MF 15 イブラヒム・サデフ(アルホール)
MF 18 サレハ・ラティブ(アルウェダト)
MF 24 ユセフ・アブジャルボウシュ(アルファイサリ)
MF 25 アナス・ハマド(アルウェダト)
FW 26 ファディ・アワド(PDRM)
監督
フセイン・アムータ

[カタール代表]
先発
GK 22 メシャール・バルシャム(アルサッド)
DF 3 アルマフディ・アリムフタル(アルワクラ)
DF 5 タレク・サルマン(アルサッド)
DF 12 ルーカス・メンデス(アルワクラ)
DF 24 ジャッセム・ガベル(アルアラビ)
MF 4 モハメド・ワエド・アルバヤティ(アルサッド)
MF 10 ハッサン・アルハイドゥス(アルサッド、Cap)
MF 20 アフマド・ファトヒ(アルアラビ)
FW 9 ユスフ・アブドゥリサグ(アルサッド)
FW 11 アクラム・アフィフ(アルサッド)
FW 19 アルモエズ・アリ(アルドゥハイル)
控え
GK 1 サード・アルシーブ(アルサッド)
GK 21 サラー・ザカリア(アルドゥハイル)
DF 2 ペドロ・ミゲル(アルサッド)
DF 15 バッサム・アルラウィ(アルラーヤン)
DF 16 ブーアラム・フーヒー(アルサッド)
DF 18 スルタン・アルブレイヒ(アルドゥハイル)
MF 6 アブドゥルアジズ・ハテム(アルラーヤン)
MF 8 アリ・アサド(アルサッド)
MF 17 イスマエル・モハマド(アルドゥハイル)
MF 23 モスタファ・タレク・メシャール(アルサッド)
FW 7 アフマド・アラエルディン(アルガラファ)
FW 25 アハメド・アルガネヒ(アルガラファ)
監督
マルケス・ロペス

(取材・文　竹内達也)

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