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久保建英が古巣相手に今季7ゴール目!! 10人相手に苦戦のソシエダ、後半AT弾で劇的勝利

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ゴールパフォーマンスを控えたMF久保建英

[2.18 ラ・リーガ第25節 マジョルカ 1-2 ソシエダ]

 ラ・リーガは18日、第25節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダマジョルカに2-1で勝利した。右ウイングで先発した久保は前半38分、独走ドリブルからの左足シュートで今季7ゴール目を記録。相手が10人となった後半も攻撃を牽引すると、終盤の劇的勝利に大きく貢献し、MVPオブ・ザ・マッチに選出された。

 久保は14日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)・パリSG戦(●0-2)に続いて右ウイングで先発。6日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝でもプレーした古巣マジョルカの本拠地ソン・モイスのピッチに立った。

 試合は前半4分にさっそく動いた。マジョルカはDFマルティン・バリエントが右からロングスローを入れ、これをFWサイル・ラリンがそらすと、浮き球を拾ったMFアントニオ・サンチェスが左足一閃。豪快なボレーシュートを左隅に突き刺し、ホームチームが先制に成功した。

 それでも徐々にソシエダが盛り返すと、前半38分に久保が違いを見せた。自陣でボールを奪ったDFイゴール・スベルディアからの縦パスを受け、カウンター気味にドリブル突破を始めると、相手DFと正対しながらペナルティエリア内に侵入。最後はあえて相手を抜き切らずにシュートを放ち、低い弾道のシュートでゴール左隅を撃ち抜いた。

 久保にとっては昨年12月9日のラ・リーガ第16節ビジャレアル戦(○3-0)以来、アジアカップを挟んで約2か月ぶりのゴール。公式戦出場7試合にわたって得点やアシストから離れていたが、ついに結果を出した。それでも久保の喜びは控えめ。両手を軽く上げてゴールパフォーマンスをせず、古巣の関係者やサポーターに敬意を示した。

 そうして迎えた前半アディショナルタイム3分にはマジョルカに大きなアクシデントが起きる。ファウルからの再開時にソシエダFWウマル・サディクを叩く形となったDFアントニオ・ライージョに主審からイエローカードが出されると、これにライージョが猛抗議。その結果、再びイエローカードが提示され、短時間での2度の警告で退場となった。

 後半は10人のマジョルカを11人のソシエダが攻め立てる形となったが、久保が常に2枚のマークを受ける中、なかなか決定的な形を作り出すことができない。イマノル・アルグアシル監督は後半19分、パリSG戦にも先発していたMFアンデル・バレネチェア、FWアンドレ・シウバを投入し、チームに勢いを出そうと試みた。

 終盤もほとんど久保を起点にしか可能性のある攻撃は繰り出せず、そのまま時間が過ぎていくと、後半アディショナルタイム1分、久保のカットインシュートも不発に終わる。それでも同4分、ソシエダはDFホン・パチェコのクロスからMFミケル・メリノがヘディングシュート。これがゴール右隅に吸い込まれ、土壇場のゴールでソシエダが勝ち点3を獲得した。

●海外組ガイド
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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