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リバプールが2シーズンぶりのカラバオ杯制覇! 遠藤航は120分間走り切り、優勝をピッチで見届ける

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リバプールがカラバオ杯を制覇

[2.25 カラバオ杯決勝 チェルシー 0-1(延長) リバプール]

 カラバオカップは25日に決勝を行った。チェルシーとMF遠藤航が所属するリバプールの対戦は、リバプールが1-0で勝利。延長後半13分にDFフィルヒル・ファン・ダイクが決勝ゴールを挙げた。遠藤は120分間を走り切り、ピッチの上で優勝を見届けた。

 両チームともに怪我人を抱えるなか、リバプールは遠藤が先発入り。4-3-3の布陣でアンカーの位置で起用された。試合は拮抗状態ながらもチェルシーが前半20分にチャンス。FWニコラス・ジャクソンやMFコール・パルマーがゴールを脅かすが、リバプール守備陣の決死のブロックに阻まれた。

 リバプールは前半28分、MFライアン・フラーフェンベルフが負傷。DFジョー・ゴメスが代わってピッチに入る。同32分にはチェルシーが攻撃。FWラヒーム・スターリングがゴールネットを揺らすが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックでオフサイドが認めら、ノーゴールの判定となった。

 前半はスコアレスで折り返す。ハーフタイムで両チームの交代はなかった。リバプールは後半開始から遠藤が目立つ。開始1分経たず、遠藤が左サイドへのパスでFWルイス・ディアスのチャンスを作り出す。後半2分には遠藤がこぼれ球をボレーで合わすも、惜しくもゴール左外に逸れていった。

 少しずつオープンな展開のなか、リバプールは後半15分に絶好機。DFアンドリュー・ロバートソンが左サイドからFKを蹴ると、PA中央のファン・ダイクがヘディングシュートを決める。だが、遠藤がオフサイドポジションからファン・ダイクのゴールに関与したため、VARが介入。主審のモニターチェックの末にノーゴールの判定となった。

 試合は再び拮抗状態へ。チェルシーは後半31分、右サイドのパーマーが折り返すと、ニアサイドでMFコナー・ギャラガーがワンタッチ。だがゴール左ポストに当たり、リバプールは九死に一生を得た。同40分にもパーマーからパスを受けたギャラガーが敵陣PA内でGKと1対1になる。しかしこれもGKクィービーン・ケレハーが飛び出してセーブ。再びピンチを防ぎ切った。

 スコアレスのまま90分で決着つかず、延長戦に突入。延長後半12分に試合が動く。右CKをDFコスタス・ツィミカスが蹴ると、ニアサイドに詰めたファン・ダイクがヘディングシュート。今度はゴールが認められ、待望の先制点となった。

 リバプールが残り時間を逃げ切り、1-0で勝利。2シーズンぶりのカラバオ杯優勝を果たした。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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