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失明危機を乗り越えたサッカー選手・松本光平はソロモン諸島へ…オセアニアCLから世界を目指す

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DF松本光平の新天地が決定

 視覚障がいのあるサッカー選手、DF松本光平(34)は新天地としてソロモン諸島にあるクラブ、ソロモン・ウォリアーズに加入した。今月20日に自身のインスタグラムで発表し、25日にはソロモン諸島サッカー協会への選手登録も完了したことも伝えている。

 松本は2019年12月にオセアニア王者のヤンゲン・スポール(ニューカレドニア)の一員として、クラブワールドカップに出場。だが、その5か月後となる20年5月のトレーニング中に不慮の事故に遭った。トレーニング器具が自身の眼を直撃したことで右目は失明危機に陥り、左目の視力も大幅に低下した。手術の結果、失明は免れたが、プレーには大きな影響を及ぼすようになった。

 その後はコロナ禍に振り回されながらも、松本はオークランド・シティ(ニュージーランド)やフットサル・Fリーグのデウソン神戸、昨夏にはハミルトン・ワンダラーズ(ニュージーランド)でプロサッカー選手としてピッチに立ち続けた。そして新たなプレー場所として、ソロモン・ウォリアーズを選んだ。

 自身のインスタグラムを通じ、松本は「オセアニアチャンピオンズリーグ出場に向けてソロモン・ウォーリアーズでプレーする事になりました。サポート頂いている方々への感謝の気持ちを忘れずに、昨年以上の結果を出せるよう今シーズンも全力で戦います」とコメント。5月にはOFCチャンピオンズリーグが控える。その先には各大陸王者が集うFIFAインターコンチネンタルカップが開催される。新天地で松本は再び世界を目指し始めた。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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