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前田大然の“電光石火弾”で幕開けたオールドファームは計6発の打ち合いに…セルティック、後半AT同点被弾で連勝逃す

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FW前田大然

[4.7 スコティッシュプレミアシップ第32節 レンジャーズ 3-3 セルティック]

 スコティッシュプレミアシップは7日、第32節を開催した。1位セルティックと2位レンジャーズは3-3のドロー。勝ち点1を分け合った。

 1ポイント差で首位攻防戦を繰り広げる両チーム。レンジャーズは2連勝を、セルティックは3連勝を目指して“オールドファーム”に臨んだ。セルティックはFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央、MF岩田智輝の日本人4選手が先発出場。試合は開始22秒にいきなりスコアが動いた。

 セルティックは前半1分、GKジョー・ハートに下げて一気に前線へロングボールを送ると、前田が左サイドからスペースにめがけてスプリント。相手が処理しようとしたところに足を伸ばすと、ボールはそのままゴールへと転がっていった。

 幸先よく先制に成功したセルティックは、古橋をターゲットにしながらボールの前進を図る。旗手は中盤の位置でリンクマンの働きを見せ、岩田はバランサーに徹して試合の構築を担った。

 セルティックは前半26分、ペナルティエリア内左でパスを受けた前田が決定機を迎えるも、ここはGKジャック・バトランドの好セーブに阻まれる。立て続けに旗手がミドルシュートを狙ったが、決めきることができなかった。

 それでもセルティックは前半33分、右サイドのFWニコラス・ゲリット・キューンからのクロスに前田が頭で合わせると、流れたボールがDFコナー・ゴールドソンの肘に当たってハンドの判定。これで獲得したペナルティキックをMFマット・オライリーが落ち着いてゴール真ん中に沈め、リードを2点に広げた。

 試合は2-0のまま前半を折り返すと、後半10分にレンジャーズが1点差に詰め寄る。FWファビオ・ダニエル・ソアレス・シルバがペナルティエリア内で倒されて獲得したPKをDFジェームズ・タベルニエが豪快にゴール左に突き刺した。

 さらにレンジャーズは後半12分、カウンターでシルバが持ち運ぶと、右サイドを駆け上がったMFアブダラー・ディポ・シマに預ける。そのシマが折り返したボールでゴール前が混戦状態に。最後はFWシリル・デセルスが押し込んだが、VARの介入、オンフィールドレビューの結果、その前のシーンで岩田に対するファウルがあったとして、得点は認められなかった。

 その後は、交代枠を使いながら次のゴールを目指した両チーム。するとレンジャーズは後半41分、シマがルーズボールを豪快に決めて試合を振り出しに戻した。

 それでもセルティックは後半42分、左サイドから攻撃を仕掛けると、MFパウロ・ベルナルドのパスをペナルティエリア内でコントロールしたFWアダム・イダが強引に決めて勝ち越しに成功した。

 このままセルティックの勝利かと思われた後半アディショナルタイム3分、レンジャーズはMFラビ・マトンドの強烈なシュートで再び同点とする。試合は3-3でタイムアップを迎え、勝ち点1を分け合った。

 旗手は65分間、古橋は69分間プレー。前田と岩田はフル出場となっている。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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