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U23アジア杯4強は日本、インドネシア、ウズベキスタン、イラク! 日本はパリ五輪出場を懸けてイラクと対戦

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4強はウズベキスタン、日本、イラク、インドネシア

[4.26 AFC U23アジア杯準々決勝 イラク 1-0 ベトナム ドーハ]

 AFC U23アジアカップ2024は26日に準々決勝を行い、イラクがベトナムに1-0で勝利。この結果、今大会のベスト4は日本、インドネシア、ウズベキスタン、イラクに決まった。勝てばパリオリンピック出場が決まる準決勝は29日開催。日本とイラク、インドネシアとウズベキスタンが対戦する。

 2勝1敗で首位通過したイラクは、2大会ぶり6度目のオリンピック出場を目指す。一方、ベトナムは同じく2勝1敗で2位通過。U23アジア杯は2018年大会で準優勝を果たしており、前回大会もベスト8。悲願の五輪出場まで一歩ずつ歩んできた。

 イラクは4-2-3-1の布陣。GKはフセイン・ハサン、4バックは左からDFアフメド・マクナジ、DFザイド・タシーン、DFフセイン・アメル、DFムスタファ・サードーン。2ボランチはMFムンタヘル・モハンメドとMFカーラー・モハンメド・アリ。2列目は左からMFニハド・モハンメド、MFアリ・ジャシム、MFアリ・アルモサウェ。1トップはFWアミン・アルハマウィが立った。

 ベトナムは3-4-2-1の布陣。GKはクアン・ヴァン・チュアン、3バックは左からDFルオン・ドゥイ・クオン、DFレー・グエン・ホアン、DFグエン・マン・フン。WBは左がMFクァット・ヴァン・カン、右がホー・ヴァン・クオン。2ボランチはMFグエン・タイ・ソンとMFヴォー・ホアン・ミン・コア。2シャドーがFWグエン・ヴァン・チュオンとMFブイ・ヴィ・ハオで、1トップにグエン・ヴァン・トゥンを配置した。

 ボールを握るイラクは、左サイドのニハドと右サイドのアルモサウェを起点にサイドから攻め立てる。前半22分には中盤からアルモサウェがFKを蹴ると、ゴール前のアメルがヘディングシュート。だがクロスバーに直撃し、得点には至らなかった。

 時間が経つにつれ、ベトナムもカウンターから反撃を仕掛ける。前半36分にはヴァン・チュオンがPA左でボールを受け、反転しながら左足ミドルを放つも、ボールにミートせず枠外。同38分にはヴァン・トゥンが左足シュートを放つが、これもゴール枠を大きく外れていった。

 パスをつないで攻めるイラクと、カウンターで隙を突きたいベトナムの攻防は前半に動かず。スコアレスのまま折り返した。

 イラクは後半も攻勢を保つと、後半14分に決定機を迎える。ゴール付近の右サイド際のスローインでリスタートすると、細かくつないで敵陣PA内へ。ゴール前にニハドが詰めたところにGKヴァン・チュアンに阻まれた。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックが入り、イラクがPKを獲得。ジャシムがゴール右隅に決め切り、待望の先制点を挙げた。

 後半44分にはベトナムのマン・フンが相手選手を踏みつけたとして一発退場となった。数的優位で残り時間を守り切ったイラクが1-0で勝利。9日の準決勝で日本と対戦する。

 パリ五輪出場権は今大会の上位3か国が獲得。次戦で勝利するか、敗れても3位決定戦で勝利すれば、自動的に出場が決まる。4位の場合でも出場権獲得の可能性は残されており、5月9日にフランスで行われる大陸間プレーオフでアフリカ予選4位・ギニアに勝利しなければいけない。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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