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新体制のJFA技術委員会が開催…影山雅永新技術委員長が決意表明「努力し続けないと停滞していく」

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影山雅永技術委員長(写真は2023年のもの)

 日本サッカー協会(JFA)が26日、新体制発足後初の技術委員会を開いた。新技術委員長に就任した影山雅永氏が終了後、報道陣の取材に応じ、「組織として任命していただいて嬉しく思うが、責任も感じている。次のステージに向けていろんなことをやっていかないといけない。次世代の日本サッカー界に向かっていけるように努力していきたい」と意気込みを述べた。

 日本サッカーの強化・普及を担うJFA技術委員会は今年3月、4年間にわたって務めた反町康治氏が任期満了で退任。かつて監督としてマカオ代表やファジアーノ岡山、U-20日本代表を率いた経験を持ち、22年からJFA育成ダイレクターを務めていた影山氏が後任に就いた。この日は就任後初の技術委員会。本格的な議論が始まるのは5月からとなるため、35分程度にわたってオンラインで顔合わせを行ったという。

 影山委員長は取材対応で「2050年までにW杯で優勝する」という目標を示したJFA2005年宣言に触れ、「Jリーグが始まって31年間では海外の選手がほとんどになって、ずっと成長を遂げてきていると思っている」と手応えを述べつつも、「ただ、今は中東や東南アジアが成長し、彼らは科学的な観点も含めてさまざまなアプローチをしている。私もAFCのメンバーなのでいろんな会議に出ているが、日本に追いつけ追い越せの国が本当にいろんなチャレンジをしている」とアジア各国の進歩を強調。「我々も停滞しているつもりはないが、もっともっとスピード感を上げたい。内側からだけの目で盲目になっていると嫌だなという思いがある。いろいろな人の目からとか、次のステージに行くために努力し続けないと停滞していくので、手遅れにならないように我々がリードし続けたいと思っている」と決意を語った。

(取材・文 竹内達也)
竹内達也
Text by 竹内達也

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