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ともに3戦ぶりの先発、内田vs長谷部はシャルケが4発大勝!!

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 ブンデスリーガは19日、第22節3日目を行った。日本代表DF内田篤人の所属する4位・シャルケはホームでMF長谷部誠の所属する8位・ボルフスブルクと対戦。内田がフル出場したシャルケが4-0の大勝を飾った。勝ち点を44に伸ばすと、3位・バイエルンに勝ち点1差に詰め寄った。

 ここ2試合で1分1敗と勝利のないシャルケは、内田が3戦ぶりに右SBで先発出場。一方、長谷部も中盤右サイドで3試合ぶりに先発し、日本人対決が実現した。立ち上がりから長谷部と内田が存在感をみせる。前半3分、長谷部のボールカットからボルフスブルクがチャンスを演出。右サイドからショートカウンターで攻め込むも、ゴール前へ走り込んでいた内田がスライディングでクリア。ゴールにはつながらなかった。

 前半6分には、今度は内田が起点となり、シャルケが決定機を迎える。FWファルファンとのパス交換から内田が右サイドをオーバーラップ。ゴールライン際からマイナスのクロスを入れた。ゴール正面のMFドラクスラーがボレーシュートを放つも、惜しくもポスト左を叩いた。

 すると前半9分、早くもシャルケが先制に成功した。ファルファンの右CKをニアサイドのMFマティプが頭で落とし、最後はファーサイドでDFの裏へ抜け出したFWラウルが右足シュート。1-0とシャルケがリードに成功した。さらに同15分にはドラクスラーのパスにDFフクスが抜け出す。フクスの絶妙な左クロスに走り込んだFWフンテラールが右足で冷静にシュートを決め、2点差に突き放した。

 まさかの展開にボルフスブルクのベンチは早くも動く。前半29分には長谷部を交代。これに伴い、1トップだった前線を2トップに変更した。しかし流れを変えることはできない。同35分にはシャルケがPKで3点目を奪うチャンスを迎えたが、フンテラールのシュートはGKに止められた。前半をシャルケリードの2-0で折り返した。

 後半からシャルケはGKを交代。前半に肩を痛めていたGKウンナースタルに代わり、GKヒルデブラントが出場した。後半に入っても、試合の流れは変わらない。シャルケが主導権を握ると、後半も相手を圧倒する。後半4分にセットプレーのこぼれをマティプが押し込み、3点目。さらに同28分にはフンテラールがこの日2点目となるゴールを決め、4-0とダメを押した。試合はそのまま終了。内田が1月21日のシュツットガルト戦(3-1)以来、約1か月ぶりのフル出場で勝利に貢献した。

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