beacon

A代表初選出の宮市がチェルシー戦でプレミア初先発も…ボルトンは3連敗で最下位に並ばれる

このエントリーをはてなブックマークに追加

 プレミアリーグは25日、第26節を行い、日本代表に初選出されたFW宮市亮の所属するボルトンは敵地でチェルシーと対戦した。宮市は左MFでプレミアリーグ初先発。劣勢の展開で積極的にシュートを放ち、圧倒的なスピードでDF2人を振り切るなど随所に持ち味を発揮したが、チームは0-3で敗れ、リーグ戦3連敗で4試合白星なし(1分3敗)となった。

 イングランド初ゴールを決めた18日のFA杯・ミルウォール戦(2-0)に続いて公式戦2試合連続で先発出場した宮市。待望のプレミアリーグ初先発の相手は、最近4試合白星なし(3分1敗)と不振にあえぐチェルシーだった。

 それでも試合の主導権はホームのチェルシーが握る。FWフェルナンド・トーレスを先発から外し、アフリカ選手権から戻ってきたFWドログバがリーグ戦7試合ぶりに先発。立ち上がりからポゼッションを高め、ボルトンを押し込んだ。

 防戦一方のボルトンだが、前半終了間際に宮市がチャンスをつくる。前半45分、中央をドリブルで仕掛け、右サイドに展開。FWトゥンジャイがマイナスに折り返すと、PA内右に走り込んだ宮市が右足ダイレクトで狙ったが、シュートはゴール上に外れてしまった。

 0-0で折り返した後半、チェルシーがようやく目覚める。後半3分、オーバーラップを仕掛けたDFダビド・ルイスがこぼれ球を右足で流し込み、先制点。同16分にはMFランパードの左CKにFWドログバが頭で合わせ、追加点を奪った。

 2点ビハインドを負ったボルトンは何とか反撃を狙うが、なかなか決定機をつくれない。後半20分、左サイドへのロングボールに宮市が反応。抜群のスピードでDFガリー・ケーヒルとDFイバノビッチの2人を振り切ってPA内に進入した。しかし、ゴール前への折り返しはDFにクリアされ、チャンスを生かせない。

 すると後半34分、チェルシーはFWフアン・マタの右クロスにランパードが右足ボレーで合わせ、ダメ押しの3点目。ランパードが9シーズン連続となる2ケタ得点を達成し、3-0の快勝で5試合ぶりの勝ち点3を手にした。

 イングランドで初のフル出場を果たした宮市だが、3失点の零封負けでプレミアリーグは3連敗。この日、最下位のウィガンが引き分けたため、勝ち点20で並ばれた。宮市は今後、日本に帰国し、W杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦(29日、豊田ス)に向けて27日から始まる日本代表合宿に参加する。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド

TOP