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宮市は見せ場つくれず。チームもフルハムに完敗

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 プレミアリーグは7日、第32節の2日目を行い、日本代表FW宮市亮の所属する16位ボルトンは、10位フルハムをホームに迎えた。今季初の3連勝中と好調のボルトンだったが、この日は全体の動きが重く、0-3でフルハムに完敗。右サイドで先発した宮市も見せ場をつくれないまま、前半だけでピッチを退いた。

 立ち上がりから押し込まれるボルトンは、前半30分にMFクリント・デンプシーに直接FKを決められて先制点を許す。さらに前半終了間際にもMFダミアン・ダフにPA内への侵入を許しクロスを上げられると、中央でも守備が甘くデンプシーをフリーにしてしまう。デンプシーにこの日2点目のゴールを頭で決められて、0-2とリードを広げられる。反撃に出たいボルトンだったが、ボールが回らず。右サイドの宮市にもボールが回らず、前半14分に枠を越えるシュートを放った以外、ほとんど見せ場をつくれないまま、前半だけでピッチを退いた。

 後半に入っても、ボルトンの動きの悪さは変わらず。後半15分にはPA内でダフがシュートを放ったが、GKが辛うじてセーブ。その2分後にもワンツーからフルハムに決定機が訪れるが、決められなかった。それでも同35分にフルハムは左サイドをDFヨン・アルネ・リーセが突破し、中央にクロスを入れる。そのボールをMFマハマドゥ・ディアラが押し込み、3-0とした。半年間、所属クラブがなく2月にフルハムに加入したディアラにとっては、嬉しい移籍後初ゴールとなった。

 ボルトンのサポーターがスタンドを後にする姿が目立つ中、フルハムは後半38分、ダフに代えて18歳のMFケリム・フライを起用。同43分にも19歳のFWマルチェロ・トロッタをデビューさせる余裕まで見せた。簡単に前線までボールを運ぶフルハムは、ロスタイムにもトロッタがシュートに持ち込むなど、最後までボルトンを圧倒。今季、アウェーでの試合になかなか勝利できなかったフルハムが、アウェー3勝目を挙げた。一方、降格圏の18位ブラックバーンと、わずか勝ち点1差で16位にいるボルトンにとっては、今後に不安を残す一戦となった。


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