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酒井がFKで3アシスト目、4発逆転のシュツットガルトは3連勝で9戦負けなし

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 ブンデスリーガは13日、第31節1日目を行い、FW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属する5位シュツットガルトはホームで8位ブレーメンと対戦し、4-1で快勝した。酒井は右SBで11試合連続の先発フル出場。後半44分にはダメ押しの4点目をアシストした。3試合連続ベンチスタートの岡崎は後半35分から2試合ぶりに出場。チームも4-1の逆転勝利で3連勝を飾り、9試合負けなし(7勝2分)となった。

 5位シュツットガルトと8位ブレーメンによるEL出場権争いの直接対決。5位から10位まで勝ち点6差に6チームがひしめき、5~7位に与えられるEL出場権をめぐる熾烈な争いからシュツットガルトが頭一つ抜け出した。

 立ち上がりから試合の主導権を握り、右SBの酒井も積極的に攻撃参加。前半24分にはMFハルニクに縦パスを当てると、ワンツーをもらおうとPA内に走り込む。惜しくもリターンパスは出てこなかったが、鋭い動き出しを見せた。

 劣勢のブレーメンは前半25分、カウンターからMFマリンの右クロスに酒井の背後へ走り込んだFWローゼンボリが右足で流し込み、先制点。ワンチャンスを生かし、リードを奪ったが、シュツットガルトの勢いを止めることはできなかった。

 前半30分、酒井が果敢に1対1を仕掛け、縦に突破して右クロスからチャンスを演出。すると同37分、MFゲントナーが豪快な右足ミドルを叩き込み、同点に追いつく。さらに前半ロスタイムにはMFハイナルの左CKからDFニーダーマイアーがヘディングシュート。GKが弾いたボールをハルニクが頭で押し込み、2-1と逆転に成功した。

 後半8分にもハイナルの左CKからこぼれ球をハルニクが右足で蹴り込み、3-1。一気に突き放したシュツットガルトはその後もブレーメンを押し込み、試合を支配した。後半35分にはハイナルに代わって岡崎が登場。2試合ぶりの出場でトップ下に入ると、交代直後にドリブルを仕掛けてFKを獲得。その後も積極的に裏を狙うなど攻守に持ち味を発揮した。

 そして後半44分、シュツットガルトは左サイドでFKのチャンスを獲得すると、キッカーを務めた酒井の右足のクロスに途中出場のFWカカウが頭で合わせ、4-1とダメを押した。酒井は2試合ぶり今季3つ目のアシスト。最近4試合で15得点と絶好調のシュツットガルトが勝ち点を49に伸ばして5位をキープし、来季のEL出場権獲得に大きく前進した。


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