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シュツットガルトが来季EL出場権を獲得、酒井先発&岡崎途中出場

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 ブンデスリーガは21日、第32節を行い、FW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルトは敵地でケルンと対戦した。酒井は右SBで12試合連続の先発フル出場。4試合連続ベンチスタートとなった岡崎は0-1の後半24分から2戦連続の途中出場を果たすと、チームも同26分に追いつき、1-1で引き分けた。連勝は3で止まったシュツットガルトだが、これで10試合負けなし(7勝3分)となり、2試合を残して7位以内が確定。来季のEL出場権を獲得した。

 最近9試合負けなし(7勝2分)で来季のEL出場権をほぼ確実にしているシュツットガルトと、6戦未勝利(1分5敗)で入れ替え戦圏の16位に低迷しているケルン。対照的なチーム同士の対戦は、1部残留へ負けられないケルンの気迫がシュツットガルトを上回り、試合を優勢に運んだ。

 前半28分、自陣のタッチライン際でスローインにしようと酒井が体を入れるが、背後からプレッシャーをかけたFWポドルスキがぎりぎりのところで残し、ボールを奪取。味方に預けてゴール前に走り込み、クロスからヘディングシュートを放ったが、GKの正面に飛んだ。

 酒井も積極的なオーバーラップを見せるが、前半29分の右クロスは味方に合わず、ファーサイドへ流れる。その後も何度か攻撃参加からクロスを上げたが、得点には結びつかなかった。逆に前半ロスタイムの守備の場面では、左サイドからのクロスボールを酒井がクリアミス。ボールを拾ったポドルスキは酒井をかわして左足を振り抜いたが、シュートは枠を外れた。

 耐えて前半を0-0で折り返したシュツットガルトだが、後半立ち上がりに先制を許す。後半5分、ポドルスキがワンツーでPA内左に進入。最後は酒井が対応に入ったが、グラウンダーのクロスを逆サイドのMFペシュコが右足で合わせた。

 1点ビハインドとなったシュツットガルトは後半12分、MFシーバーに代えてFWカカウを投入。2トップに変更すると、同24分にはMFハルニクに代わって岡崎がピッチに入った。

 4-4-2の左サイドハーフに入った岡崎は劣勢の展開の中、守備で奮闘。後半26分、自陣にまで戻って体を張り、ファウルを受ける。すると、このリスタートから一気に中央を攻め上がったシュツットガルトはFWイビセビッチのスルーパスに抜け出したカカウが同点ゴール。岡崎はその後、右サイドにポジションを移したが、守備に追われる時間が続き、試合もそのまま1-1で終わった。

(取材・文 西山紘平)

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