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チェルシーが「ドイツのメッシ」を獲得

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 チェルシーはブレーメンに所属するドイツ代表のMFマルコ・マリンを獲得したと公式HPで発表した。

チェルシーがブレーメンに支払った移籍金はおよそ700万ユーロ(7.5億円)から800万ユーロ(8.5億円)とされており、マリンは2012年夏から5年契約を結んだとされている。

 マリンはボスニア・ヘルツェゴビナで生まれ、幼いころに家族とともにドイツへ移住した。その後、ボルシア・メンヘングラッドバッハでプロ契約を結び、09年からブレーメンに加入していた。23歳のMFは、これまでにブンデスリーガで通算87試合に出場し、12得点を記録している。そのうちの83試合、8得点がブレーメンで記録したものだ。また10年ドイツ杯の決勝でもプレーしたが、バイエルンに敗れている。

 チェルシーの公式HPによると、170㎝のマリンは中央、そしてウイングとしてもプレーができ、U-21ドイツ代表でプレーしており、U-21欧州選手権を制している。また、08年5月に19歳でフル代表デビューも飾っている。10年W杯にも2試合で途中出場しており、これまでに国際Aマッチ16試合でプレーし、1ゴールを記録している。

 ブレーメンのクラウス・アロフスGMはSkyに「彼は5年契約を結んだ。来シーズンにはチェルシーの選手になっている」と語っている。また、ドイツではチェルシーで出場機会を得られていないベルギー代表FWロメル・ルカクが条件の一部に含まれると報じられていたが、アロフスGMはその噂を一蹴した。「ルカクは非常に興味深い選手だ。しかし、彼はイングランドを離れないだろう」と語っている。

 デビュー直後はドイツ国内でも「ドイツのメッシ」と高く評価されたドリブラー。しかし、その後は伸び悩んだ。そのため、ドイツ国内ではチェルシーにとっても大金を賭けたリスクのある補強であり、マリンにとっても5年間をベンチで暮らす可能性のある移籍と報道されている。新天地で再び輝き、不安を一掃することができるか。


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