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ストークがアーセナルと分け、ホームでの強さを見せる

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 プレミアリーグは28日、第36節を行った。14位のストーク・シティは3位アーセナルをホームに迎えて、ゲームを行った。立ち上がりにFWピーター・クラウチのヘッドで先制したストークだが、直後にFWファン・ペルシーのゴールで追いつかれる。その後も、欧州CL出場圏内のアーセナルが攻めたが、追加点は奪えず。1-1で引き分けた。

 試合はアーセナルが、立ち上がりからチャンスをつくる。前半6分、高い位置でMFベナユンが相手からボールをカットすると、ファン・ペルシーとのワンツーからシュートを放つ。さらに前半8分にもMF *トマシュ・ロシツキーのクロスからファン・ペルシーが頭でゴールを狙ったが、得点には至らなかった。

 対するストーク・シティも同10分、左からMFマシュー・エザリントンのクロスをゴール前でFWピーター・クラウチがヘッドで合わせる。DF2人と競りながらも、頭一つ抜けたクラウチのゴールが決まり、ホームのストークが先制点を挙げた。

 しかし、すぐにアーセナルも取り返す。同15分に前線でタメをつくったベナユンからのパスを受けたロシツキーが左サイドからクロスを上げると、ゴール前のファーサイドに飛び込んだファン・ペルシーが、右足で同点ゴールを決めて1-1と試合を振り出しに戻した。その後はアーセナルが主導権を握ったが、追加点を挙げることはできずに前半を終えた。

 後半に入っても、攻め続けるアーセナル。後半5分にはロシツキーのキープから、右サイドバックDFバカリ・サニャに展開。サニャのクロスをファン・ペルシーが合わせるが、ボールはGKアスミル・ベゴビッチの正面に入り、キャッチされた。さらに攻め続けるガナーズは、同18分にもファンペルシーがFKからゴールを狙う。壁に当たったボールをDFベルメーレンが強烈なシュートを放つと、ストーク・シティのDFが手でブロックしたが、PKは与えられない。さらに同29分にも、ファンペルシーがゴール前に折り返したところに、ベナユンが走り込み、フィニッシュを打とうとしたが、後方から体を寄せてきたDFに倒される。ここでもホイッスルは鳴らず、ベンチのアーセン・ベンゲル監督は第4審判に抗議したが、判定は覆らない。

 ピンチを凌いだストーク・シティが終盤にはチャンスをつくる。途中出場のFWジェロームがPA内で右足を振り抜くが、シュートはGKが好セーブを見せた。さらに後半ロスタイムには、ストーク・シティの18番、MFデラップのロングスローが、アーセナルゴール前に送られる。GKの前でクラウチが競ったが、シュートは打てず。そのこぼれ球をなんとかアーセナル守備陣がクリアーして、ゴールを守り切った。

 このまま試合は1-1で終了。アーセナルは勝ち点66に伸ばし、今節中に4位ニューカッスル(同62)に順位で抜かれることは阻止した。一方のストーク・シティはホームで上位6クラブに負けなしと、ホームでの強さを見せている。

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