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ロスタイムの大逆転で、シティがプレミア初制覇

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 プレミアリーグは13日、今季最終節となる第38節を各地で行った。36節でマンチェスターダービーを制し、首位に立ったマンチェスター・シティは、ホームでQPRとの一戦を迎えた。前半39分に右SBパブロ・サバレタのシーズン初ゴールで先制したシティだったが、後半に入るとバックパスをミスしてFWジブリル・シセに同点ゴールを許してしまう。

 引き分けることができなければ降格の可能性もあるQPRは、同点に追いついた直後にキャプテンのMFジョイ・バートンがラフプレーで一発退場を命じられる。この直後にマーク・ヒューズ監督はFWシセを下げて、DFを投入して徹底的に守備を固めた。

 ところが、追加点を挙げたのはQPRだった。シセに変わってピッチに入ったDFアルマン・トラオレが左サイドをドリブルで突き進み、クロスを入れる。そこに走り込んだジェイミー・マッキーがヘディングをゴールに突き刺した。

 その後、猛反撃に出たシティだったが、体を張ったQPRの守備からなかなか得点は奪えない。しかし、ドラマはロスタイムに待っていた。ロスタイム2分、CKから途中出場のFWエディン・ジェコがヘッドを決めて同点に追いつく。さらにその2分後にはPA内でボールを受けたFWセルヒオ・アグエロがシュートを決めて、一気に試合をひっくり返した。

 このまま試合は3-2で終了し、シティが67-68シーズン以来、プレミアリーグとなってからは初めてのリーグ優勝を、あまりにも劇的な形で成し遂げた。

 2位のマンチェスター・ユナイテッドもFWウェイン・ルーニーのゴールで1-0と勝利したが、シティに及ばずに連覇できなかった。また、日本代表FW宮市亮を擁するボルトンは敵地でストーク・シティと対戦し、2-2で引き分けた。勝ち点1を上積みしたがQPRに勝ち点1届かず、降格が決定している。


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