[6.14 ブラジルW杯D組 イングランド(日本時間15日7:00)イタリア マナウス]

　前日のオランダ対スペイン戦に続き、欧州の強豪国同士の対戦となる。過去24回の対戦を数える両チームだが、成績はイングランド側から見て8勝7分9敗とほぼ互角。最近の対戦ではEURO2012の準々決勝で対戦。その時は0-0で突入したPK戦をイタリアが制して勝ち上がりを決めた。だが同年8月の親善試合ではイングランドが2-1で雪辱を晴らしている。

　直前の調整試合はイングランドは国内最終戦となった5月30日のペルー戦を3-0で勝利したものの、キャンプ地のアメリカに入っての親善試合2試合、エクアドル戦は2-2、ホンジュラス戦は0-0と勝ち切れなかった。だが一時は欠場の可能性もあったFWダニー・ウェルベックが初戦に間に合うなど、調子は上向き。粘り強く戦い、勢いに乗りたい。

　対するイタリアは直前の調整試合2試合はアイルランドに0-0、ルクセンブルクに1-1と、ともにドロー。さらにMFリカルド・モントリーボが骨折で離脱。またDFマッティア・デ・シリオも初戦の欠場が明らかになるなど、不安なニュースも続いている。ただ前哨戦となった昨年のコンフェデ杯を経験していることは大きなアドバンテージになるはず。前回大会はまさかの未勝利で大会を去ったイタリアだが、同じ轍を踏むわけにはいかない。

　ともに決勝トーナメントに進んでもおかしくない両チームだが、同組にはウルグアイも同居。やや実力の落ちるコスタリカを除き、事実上3チームで決勝Tに進む2枠を争うことになる。決勝Tに進めば日本が戦うC組を勝ち上がったチームと対戦するだけに、戦いぶりからも目が離せない。

■FIFAランキング
イングランド 10位
イタリア 9位

■対戦成績
イングランド 8勝7分9敗

■テレビ中継
NHK
　

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