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[プレビュー]ホンジュラスvsエクアドル ボールを持たされた側が、どう出るか!?

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[6.20 ブラジルW杯E組 ホンジュラス(日本時間21日7:00)エクアドル クリチーバ]

 ともに初戦で黒星を喫しており、負けが許されない状況で迎える一戦。初白星を獲得して決勝トーナメント進出へ望みを広げるのは果たして――。

 フランスとの初戦で0-3の完敗を喫したホンジュラス代表は、その試合で2度の警告を受けて退場した中盤の要であるMFウィルソン・パラシオスを出場停止で欠くこととなる。強靭なフィジカルを生かしたボール奪取で最終ライン前の防波堤になるだけでなく、迫力ある攻撃参加で決定機を創出する大黒柱の出場停止は相当な痛手だ。代わりに出場するであろう10番を背負うMFマリオ・マルティネスだけでなく、チーム全体でW・パラシオスの穴を埋められるかは一つのポイントだ。フランス戦では引いて守りながらも3失点を喫したが、すべてが数的不利になってからの失点であり、それまでの守備は機能していたと言える。エクアドル戦でもまずは守備に重心を置いて失点を防ぎ、サイドを経由する鋭いカウンターからゴールを陥れたい。

 対するエクアドル代表も同様に黒星スタートとなったが、完敗したホンジュラスとは対照的に接戦の末スイスに屈した。守備を固めて相手攻撃をしのぎ、ボールを奪ったら持ち味のサイドアタックでゴールに迫った。両サイドハーフのMFアントニオ・バレンシア、FWジェフェルソン・モンテーロのスピードを生かした縦に速い攻撃はスイスを後手に回らせる場面もあったように、チームの生命線となる。しかし、堅実な守備からカウンターを狙う形も、相手が攻め込んできてくれるからこそ効果があるもの。この日の対戦相手は格下とも言えるホンジュラスであり、エクアドルがボールを持つ時間が長くなることが予想される。主導権を握ったエクアドルが、どのような方法でゴールをこじ開けるか注目だ。

 ホンジュラスもエクアドル同様に堅守速攻スタイルのため、ボールを持たされたときには同じような悩みを抱えることになる。仮に先制点を奪われれば、相手は1点を守り切ろうと、より守備に重心を置いてくるはず。逆に先制すれば、前掛かりにならざるを得ない相手最終ラインの裏のスペースを突く、得意のカウンターが発動できるようになる。先制点が占める割合がより大きくなる一戦となりそうだ。

■FIFAランキング
ホンジュラス 33位
エクアドル 26位

■対戦成績
エクアドル 3勝8分2敗

■テレビ中継
テレビ朝日系


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