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バロテッリ代理人:「イタリアは優勝できると思っていたのか?」

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プランデッリの戦術にも納得せず

 イタリア代表FWマリオ・バロテッリの代理人であるミーノ・ライオラ氏が、選手が大きな批判を浴びせられていることに怒りを表した。ワールドカップ(W杯)敗退の責任は、バロテッリだけにあるのではないと指摘している。

 2大会連続となるグループステージ敗退に終わり、チェーザレ・プランデッリ監督とイタリアサッカー連盟会長が辞任するなど、混迷にあるイタリア。最大の戦犯の一人と批判されているのがバロテッリだ。だが、ライオラ氏はイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で、次のように話している。

「イタリアには本当にW杯で優勝できると思っていた人がいるのか? 私はこの失敗に驚いていないよ。イタリアのクラブが欧州でもう勝てていないのに、どうして代表が奇跡を起こせるんだ? 私はプランデッリのことを知らないが、彼の戦術は敗者の戦術だった。FWを1人しか使わないで、どうやって勝てるというんだ」

「マリオは悲しみ、ヘコんでいるよ。誰のことも攻撃せず、落ち込んでいるんだ。力を発揮できなかったと分かっているからだよ。でも、イタリアで良かったのは誰だ? (アンドレア・)ピルロくらいだろう。ほかの選手たちは…」

 GKジャンルイジ・ブッフォンは敗退決定直後、若手への不満を口にしている。バロテッリに向けたメッセージとも見られているが、ライオラ代理人はこう続けた。

「グループの中に団結がなかったのだろう。例を挙げようか。(ポール・)ポグバも若いが、フランス代表でそういう話は聞かないじゃないか。イタリアに足りなかったのは、おそらくそこだろうね」

 ライオラ代理人は、バロテッリのイタリア代表への思いを強調している。チームメートとの関係悪化が今後の代表での活動に支障をきたすとの見方もあるが…。

「バロテッリはイタリア人になることを選んだんだ。そしてそれを誇っている。態度がごう慢? 誤解だね。彼が受けている重圧はとてつもない。イタリア全体を背負っているんだ。簡単な状況じゃないんだよ」

「バロテッリはいつも情熱的に代表招集に応じてきた。彼にとって、イタリアのためにプレーするのは最大のことなんだ。だが、彼次第じゃない。言われている批判を信じるなら、次の監督は彼を招集しないかもね」

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