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イタリア代表のベテランが若手に怒り、バロテッリの態度も一因か

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ブッフォンとデ・ロッシが苦言 「世代交代しろと言うけど…」

 ワールドカップ(W杯)でグループステージ敗退に終わったイタリア代表のベテランが、若手に苦言を呈した。FWマリオ・バロテッリに対する批判との見方もあるようだ。

 24日のウルグアイ戦で敗退が決まったイタリア。GKジャンルイジ・ブッフォンは試合後、次のように述べている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えた。

「よく世代交代が必要だと言われる。ブッフォン、ピルロ、デ・ロッシ、キエッリーニ、バルザーリは年寄りだとね。だが実際は、引っ張らなければいけないときに、最前線にいるのはいつもこのメンバーだ。もっとこういう選手たちをリスペクトすべきだよ。ピッチで必要なのは、『やる』ことだ。『やれるかも』『やるはず』では足りない。誰がいて、誰がいなかったかは、見てのとおりだ」

 さらに、MFダニエレ・デ・ロッシもこう話している。

「すべてを考慮し、お人形や有名人ではなく、本物の男たちで再出発しなければいけない。そういうのは、代表に必要ないよ。一言一句、ブッフォンのコメントに賛成だ。歴代最強の守護神の一人であり、キャプテンである彼の発言をしっかり考えることは役立つはずだよ。正しいスピリットを示し、常に面と向かうのが僕らだからだ。そういう力を奮い立たせようとしないなら、家にいるべきだ」

 イタリアメディアによると、試合後のバロテッリの態度も問題視されているようだ。

 チームは試合後、約2時間もロッカールームに残っていたという。これで代表引退となるMFアンドレア・ピルロがチームに話をする予定だったが、ドーピング検査を命じられたため、待つように頼んだそうだ。そこで、選手たちは一緒にロッカールームで彼を待ったという。だが、バロテッリは一人、試合後すぐにロッカールームを離れ、チームバスに向かってしまっていたそうだ。

 『ガゼッタ』によると、バロテッリは30分後にロッカールームへ呼び戻されたという。だが、W杯敗退、チェーザレ・プランデッリ監督とイタリアサッカー連盟会長の辞任発表、ピルロ代表引退という状況の中での単独行動は、重鎮たちの怒りを誘ったのではないかとも見られている。


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