元イタリアサッカー連盟(FIGC)会長のカルロ・タベッキオ氏が7日、イタリア『スポルティタリア』のインタビューに応じ、ロシアW杯出場を逃したイタリア代表について語った。

イタリアは昨年11月、W杯ヨーロッパ予選プレーオフでスウェーデンに敗れ、60年ぶりに出場権を逃した。当時の指揮官ジャンピエロ・ベントゥーラは歴史的敗退の責任を問われ解任。連盟のトップだったタベッキオ氏も職を辞した。元会長は在職時をこのように振り返っている。

「W杯予選敗退で夜は眠れなかったか? 何日も眠れなかった。私がPKを蹴ったわけではないので、おそらく私だけの問題ではなかったはずだ。それでも苦渋の決断をして責任を背負った」

　タベッキオ氏は、FIGCの予算が削減されず、2016年夏までチームを率いていたアントニオ・コンテ監督が続投していれば、W杯出場を逃すことはなかったはずだと力説した。

「ベントゥーラでなければイタリアはW杯へ行けたか? 悪いが一言、言わせてほしい。もしCONI(イタリア・オリンピック委員会)から2800～3000万ユーロ(約36～39億円)ほど拠出金を削減されなければ、コンテを引き留めることができた。我々に彼の給料を支払う能力があれば、コンテは残っていたはずだ。コンテがいれば、我々が家に残ることは絶対なかっただろう」

---

★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2018W杯ロシア大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2018W杯ロシア大会日程&TV放送