U-20ワールドカップは27日、グループリーグ第2節2日目を行い、すでに5か国が決勝トーナメント進出を決めている。A組に属するU-20日本代表は29日、GL第3節でU-20イタリア代表と対戦し、引き分け以上でグループリーグ自力突破が確定する。

　U-20W杯は参加24か国が6組に分かれてグループリーグを戦い、各組2位以内と各組3位の上位4チームが決勝トーナメントに進出。もしグループリーグ3位に終わったとしても、敗退が決まるのは2チームのみとなっており、スタートダッシュに失敗したチームも諦めずにすむレギュレーションだ。

　すでに2位以内が決まっているのはB組のイタリア、C組のニュージーランドとウルグアイの3チーム。さらに2連勝を果たしたA組のセネガル、D組のウクライナは3位転落の可能性こそ残すものの、他の2組で3位チームが勝ち点6に届く可能性が消滅しており、同じくグループリーグ突破を確定させている。

　ここまで1勝1分のU-20日本代表は、GL最終節で首位のイタリア代表と対戦。引き分け以上で自力での決勝トーナメント進出が決まる。また、もし敗れても他会場で行われるエクアドル対メキシコでメキシコが勝つか、引き分けに終われば2位以内が確定。最悪のケースで3位に転落しても、突破の可能性は大いにあるという前向きな状況だ。

[グループB]
☆1.イタリア(6)+2
2.日本(4)+3
3.エクアドル(1)-1
4.メキシコ(0)-4

　なお、各組1度ずつしか戦わない国際サッカー連盟(FIFA)の主催大会では、ホーム&アウェーで行う欧州サッカー連盟(UEFA)やアジアサッカー連盟(AFC)の主催大会とは異なり、勝ち点で並んだチーム同士の対戦成績は優先されないのが一般的。今大会でも勝ち点が並んだ場合は、得失点差に続き総得点で順位が決まることになっている。

　また、グループリーグ第2節もE組とF組の残り4試合が控えており、第1節で白星スタートを果たしたフランス、アルゼンチン、ポルトガルが決勝トーナメント進出に王手。黒星で始まったサウジアラビア、韓国、南アフリカが窮地に立っている。

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