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日本と欧州は反対多数! FIFAが“W杯隔年開催”の調査結果発表

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 国際サッカー連盟(FIFA)は17日、世界23か国の23,000人を対象に実施したワールドカップの開催頻度に関する調査結果を発表した。15,008件の有効回答があり、「より頻繁に開催したほうが良い」が8,234件で約55%、「現状維持(4年ごとのまま)」が6,774件で45%だった。

 もっとも「より頻繁に開催したほうが良い」の内訳は、1年ごとが11%、2年ごとが30%、3年ごとが14%。単年での集計はいずれも4年ごとの数字を下回っていた。

 国別の内訳も公開されており、日本は1年ごとが6%、2年ごとが18%、3年ごとが9%、4年ごとが67%。現状維持を求める人の割合は、イングランドの80%に続いて2番目に多かった。

 欧州でも日本と同様の傾向が見られ、イングランドの他にドイツ、スペイン、オランダ、スウェーデン、フィンランドで「4年ごと」派が「より頻繁に」派を上回った。今回調査対象となった欧州連盟加盟国で「より頻繁に」派が上回ったのはトルコだけだった。

 一方、他の地域では「4年ごと」派が多数だったのはインドネシアのみ。インドネシアを除くアジア各国と、アフリカ、南米、北中米カリブ海、オセアニアの国々では「より頻繁に」派が上回った。

 FIFAはこの結果を受けて「大多数のファンはより頻繁にワールドカップを開いてほしいようだ」「中でも大多数は2年おきの開催を望んでいる」「伝統的なマーケットと発展途上のフットボールマーケットには考慮すべき違いがある」「どの地域においても、若い世代のほうがよりオープンで、変化に対して関心がある」と結論づけた。

 現在は対象を100か国100,000人規模に拡大し、さらなる調査を実施しているという。

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