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“ゲルマン魂”は何処に…日本戦でのプレーに元ドイツ代表メラー氏不満爆発「W杯、しかもその初戦で…」

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日本がドイツを破った

 元ドイツ代表のアンドレアス・メラー氏も日本代表戦の逆転負けに衝撃を受けている。ドイツ誌『キッカー』のコラムで、日本では“ゲルマン魂”と呼ばれることもあるドイツ特有のメンタリティの欠如を嘆いている。

 ドイツは23日のカタール・ワールドカップ(W杯)初戦でPKにより先制するも、後半に2失点許して逆転負け。メラー氏は流れが変わった要因について「サッカーに関心を持つ人なら数分間で分析できるだろう」と主張。「(トーマス)ミュラーと(イルカイ)ギュンドアンの交代はドイツにとってブーメランとなり、戦術変更の後に得点者となったドウアン(堂安律)とアサノ(浅野拓磨)の投入が日本にとって切り札となった」と指摘し、「どのチームでもコンパクトな中盤は心臓のようなもの。ギュンドアンと(ヨシュア)キミッヒは1時間以上、その役割を担っていた。だが、我々はその心臓への酸素供給を止めたんだ」と続けた。

「それでもこのような試合を絶対に落としてはいけない」と強調するメラー氏はとりわけドイツの守備に不満の様子。「後方でのデュエルには、かつて評判だった“ドイツ人のメンタリティ”が見られなかった! W杯、しかもその初戦なのだから、考えられないことだ」と綴った上で、失点場面についても言及している。

「それにあの初歩的なミス。1失点目では相手選手をアグレッシブにカバーせず、2失点目ではオフサイドをオンサイドにしている。何故、連携できていない? 何故いつもすぐ手を上げる? まずシチュエーションを最後までプレーすべき。抗議の必要があるのなら、そのための時間は十分にある」

「リードしながら、ボールロストの場面で攻撃のポジションに位置した選手が多過ぎたのも、日本戦での初歩的なミスの一つ」とも記したメラー氏。2試合目ではスペイン戦に臨むドイツだが、メラー氏は「死に物狂いに戦うこと」を要求し、さもないと「この大会に別れを告げなければいけない」と表現し、コラムを締めくくっている。

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