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37歳C・ロナウドのW杯での結末に伊紙「雲だらけの斜陽。最高の時は過ぎ、涙も孤独」

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FWクリスティアーノ・ロナウド

 カタール・ワールドカップ(W杯)におけるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを、イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』が採点した。

 長年にわたって世界最高峰の座を競い合ってきたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが悲願のW杯優勝を果たした一方、37歳のポルトガル代表C・ロナウドの夢は準々決勝でモロッコを前に崩れ落ちた。

 イタリア紙は、そんなC・ロナウドのW杯について「雲だらけの斜陽」と表現。及第点に満たない「5」と採点した。「C・ロナウドの夕暮れよりも雲の数が少ない夕暮れは見てきた。才能豊かではあるが、緊張感を抱えたポルトガルの歩みはすぐさま彼の影響を受けた」と指摘。W杯前のインタビューが原因で所属先のマンチェスター・ユナイテッドとの契約を解除し、「間違ったスタートを切った」と振り返った。

 それでも「ガーナとの初戦でゴールを決めて5大会連続で得点を挙げた唯一の選手となり、重要な何かが始まるように見えていた」。だが、実際は「最高の時はすでに過ぎ去った後だった」と皮肉を述べた。

 韓国との第3戦では、「(フェルナンド)サントス監督に途中交代を嘆いた」とされるC・ロナウド。「ずっと息子のように接してくれた監督との物議を醸す亀裂だった」と指摘した。

 続くラウンド16のスイス戦では、代わって先発したゴンサロ・ラモスがハットトリックを記録する大活躍。だが「緊張感は高まり、ポルトガルの選手たちは消耗してモロッコ戦でゴールをこじ開けることはできなかった」と振り返った。モロッコ戦の終盤は「C・ロナウドにとってW杯で最後の40分間」となったが、イタリア紙は「ロッカールームへと続くトンネル内において、彼の涙も孤独だった」と締めくくった。

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