U-20日本代表がU-20ワールドカップの初戦で戦うU-20セネガル代表は、主力選手の招集をめぐって問題を抱えているようだ。8日にセネガルサッカー連盟(FSF)が公式声明を発表している。

　FSFによると、メス(フランス2部)に所属するMFラミネ・カマラとFWパペ・アマドゥ・ディアロの2選手に招集オファーを送ったが、クラブから拒否されたようだ。両選手ともU-20アフリカカップで全試合に先発出場し、ともに2得点を記録するなど優勝に貢献。セネガルにとって大きな痛手になることは間違いない。

　フランスメディア『レパブリカン・ロラン』によると、両選手とも2月に加入したばかりであることから、メスのテクニカルダイレクターを務めるピエール・ドレオッシ氏はチームへの適応を図るためにクラブ活動を優先させたいのだという。

　また、FSFはRSベルカンヌ(モロッコ1部)に所属するMFママドゥ・ラミネ・カマラについてもクラブが招集に応じない姿勢を示しているという。M・カマラはU-20アフリカカップ決勝で得点しており、欠かせない存在の1人。同連盟は交渉を続けるとしている。

　なおU-20W杯では招集に拘束力がないため、クラブが拒否しても罰則は与えられない。

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