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女子W杯でも史上初めてVAR介入後の“判定アナウンス”実施へ! 日本人審判団の開幕戦は注目集まる一戦に

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山下良美氏ら日本人トリオが開幕戦を担当する

 国際サッカー連盟(FIFA)は18日、女子ワールドカップを前にレフェリー・プレスカンファレンスを行った。U-20W杯などで試験導入された主審のVARレビュー後の“判定アナウンス”が女子W杯でも導入されることが明らかになった。

 FIFAは直近のクラブW杯とU-20W杯で、VARレビュー後の主審の判断を会場の観客にも伝わるようにするため、最終判定を主審がアナウンスするというトライアルを実施。この取り組みは大きな支持を得られているようで、ピエルルイジ・コッリーナ審判委員長は「新たなシステムは非常にポジティブなものになると確信している」と手応えを述べ、女子W杯でも史上初めて導入することを明らかにした。

 判定アナウンスでは、主審は身につけたマイクを使って反則の内容やカード対象者などを端的に伝える。その際に、主審の国籍に関わらず英語で説明を行うことが決まっている。コッリーナは現状の運用方法自体に「今後考えていかなければいけない部分はある」としつつ、「すでに担当審判員はトレーニング場でシステムを使っていて、練習は順調に進んでいる」と語り、大きな問題はないとの見解を示した。

 なお、今大会はカタールW杯に続いてオフサイドポジションかどうかをAIが明らかにする半自動オフサイドテクノロジーも女子W杯で初めて導入されることも決定。アディショナルタイムの計算方法もカタールW杯に準拠した厳格なものになるという。

 開幕戦のニュージーランド対ノルウェー戦は山下良美主審ら日本人のセットが担当することが決まっているが、制度面でも大きな注目の集まる一戦となりそうだ。

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