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[Y☆voice199]立正大淞南FW林大貴「練習参加で目指すところが変わった」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第199回目は立正大淞南高(島根)のFW林大貴主将(3年)です。
 
 ベガルタ仙台に練習参加するなど注目集める大型ストライカー。全国総体優秀選手に選出されるなど、抜群の得点力でチームを引っ張るエースの目標とは?(取材日:7月31日)

―全国総体では決めるべきところで決めている
「ゴール前だけ落ち着けます。ただ自分たちの攻撃陣は全員、ゴール前で落ち着いて打てると思います。普段から3対4だったり、ゴール前では数的不利で練習している」

―帝京三戦(3-1で勝利)では相手に振り回される時間帯もあった
「相手というよりも自分たちが前から行けなくて。いいところを出せていなかった。相手も回すのが上手いチームだったので、持たれてしまった。全然ダメな試合でした」

―全然ダメでも勝てるチーム
「崩せて取ったゴールではないですけど、(3得点は)次につながるので頑張ってやっていきたい」

―今年のチームの特長は
「今年は中央からも両サイドからも攻撃できるし、センターバックも甲斐(健太郎)が強く前で潰してくれる。去年から出ている選手がいっぱいいて、去年はインターハイでベスト4になれた。そして選手権は悔しい思いを味わって(予選敗退)。両方の思いを知っているから、周りのチームに比べて経験とかがある。精神的にも相手よりも上で臨めると思います」

―自分たちに期待することは
「もっともっと上にいけると思っている」

―総体では何を試したい?
「優勝を目指してやって、自分たちが苦しい中でどこまでできるかということ。そしてまた冬につなげていきたい」

―Jクラブへの練習参加を経験して
「ゴール前のところは通用するところもあったんですけど、フィジカルだったり、足元の技術だったり、動き出しだったりは、まだまだついていけていない。日ごろの練習から意識していきたい」

―将来へ向けた意識も変わったのでは?
「目指すところが変わった。プロを目指していたけれど、意識するところが変わりました。目指すところができたので、それへ向けて上へ上へと目指していきたいと思います」

―林選手自身が武器だと感じているところは?
「ゴール前で冷静にシュートを決められるところとセンタリングに合わせる能力が高いと思っています」

―好きな選手は
「去年、スペインのビジャって言ったんですけど、自分のプレースタイルと違うので(苦笑)。最近EUROとか見ていてドイツのマリオ・ゴメスが自分のプレースタイルと似ていて、いいと思っています」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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